明日号砲! 東京五輪最後の「1枠」を争う東京マラソンは本当に賞金1億円ゲットの日本新記録決着となるのか?
大迫はケニアで2カ月半のトレーニングを積んできて、「やることは変わらないですけど、優秀な練習パートナーがいますし、標高も高い。今まで以上の練習を積むことができました。自信を持ってスタートラインに立てると思います」と話した。 さらに、「練習の感触からしても、(派遣設定記録の突破は)不可能ではないと感じています。最近の陸上界の流れや雰囲気からすると、誰が切ってもおかしくない状況にあるんじゃないかなと思います」と好タイム続出の可能性も口にしている。 設楽は2年前と異なり、直近のレースで日本人選手に先着を許していることもあり、「実際に走ってみないと分からない。練習は順調にできているので、自信を持ってスタートラインに立ちたいです」と話すにとどめた。井上は、ニュージーランドで3週間の合宿を行い、「今回は順調に練習を積めたので、感触としてはいいかな、と。今の力をしっかり発揮すれば、越えられるタイムではあるかなと思います」と回答した。 目標タイムについては、大迫が昨年と同じく「2:??:??」と記すと、設楽は自己ベストを1秒上回る「2:06:10」。井上は日本記録を1分20秒も上回る「2:04:30」と強気のタイムを書きこんだ。3人のコメントは以下の通りだ。 「いつも通り勝てるチャンス、レースの流れに徹する。気象条件が良くて、ペースが良ければ結果が出るし、ベストを尽くすだけです。自分自身との戦いなので、なるべくトップ争いに絡む努力をしていくことを目標に頑張っていきたいなと考えています」(大迫) 「自分はレースプランやタイムを決めて走るタイプではありません。2年前もこの会見で2時間9分台と書いて、ちょっとザワつきましたけど、今回も深く考えずに、自然に走ることを考えていきたい。最低でもこのタイムを越えられるように走りたいと思います」(設楽) 「ガチガチに狙うわけではないですけど、世界で戦う基準として、頭に入れているタイムです。まわりのことはあまり考えずに、自分のやるべきことをしっかりやりたい。せっかくの場なのでチャレンジして、攻めていきたいと思います」(井上)