「骨粗鬆症のリスク」を下げる、日本人の誇り”みそ汁”の飲み方を、専門医が解説
食後血糖値の上昇を抑える「ごぼうのクリーム豚汁」
つまり、健康寿命を延ばし、快適な老後を過ごすためにも、毎日のみそ汁がひと役買ってくれるというわけです。そこで、実際にわたしが薦めている「やせみそ汁」のレシピをご紹介しましょう。牛乳を加えることでカルシウムの含有率が増えるのみならず、とにかく食物繊維が豊富。食後血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整える効果もあります。 「ごぼうのクリーム豚汁」 【材料(2人分)】 豚バラ肉(5cm幅に切る) 100g ごぼう 1/2 本 玉ねぎ(1cm幅のくし形切り) 1/4 個 にんじん(半月切り) 1/4 本 しめじ(小房に分ける) 1/4パック いんげん(3cm幅に切る) 6 本 みそ 大さじ2 水 300ml 牛乳 150ml オリーブオイル 大さじ1/2 【作り方】 1 ごぼうの皮をたわしで洗い、ささがきにして水にさらす。 2 鍋にオリーブオイルを入れ、中火にかける。豚肉、水を切ったごぼう、玉ねぎ、にんじんを入れて2分炒める。水としめじを加え、沸騰後弱火で8分煮る。いんげんを加え、さらに2分煮る。 3 火を止めてみそを溶き入れる。再度加熱し、ひと煮立ちしたら牛乳を加え、温まったら火を止める。 ダイエット法は星の数ほどあれど、肝臓に溜まった脂肪を追い出すことが、もっとも効率的で科学的に正しい方法。ぜひ、わたしのご提案する「1日1杯のやせみそ汁」で肝機能を回復させ、代謝のよい“やせる身体”を手に入れてください。そして、骨粗鬆症のリスクを下げ、おいしく健康長寿を目指しましょう。 『塩分が気になる「みそ汁」が、逆に「高血圧」を予防・改善するワケ…専門医がそのメカニズムを解説』へ続きます。
栗原 毅(栗原クリニック東京・日本橋院長)