「auマネ活プラン+」は何が変わったのか? 旧プランとの違い、最大5000ポイント還元の条件を整理する
マネ活プランよりも基本料金は値上げも、還元率はアップ
現行のauマネ活プランの基本料金は月額7238円なので、auマネ活プラン+では1540円の値上げとなるが、金融サービス利用と決済の最大還元が合計2800ポイントアップしているので、差分は吸収しやすい。渡邊氏も「金融特典を利用いただくことで、今のマネ活プランよりも安く利用できる」と説明する。 また、au PAYとau PAY ゴールドを使用した際の上限還元は、日々の買い物で達成しやすいことも訴求する。 KDDIは、世帯平均消費支出が合計約29.4万円の家庭を例に出して説明する。食費8.7万円のうち3.3万円をau PAYで支払うと1500ポイントが還元され、家賃や光熱費4.2万円とショッピング5.2万円のうち3.7万円をau PAY ゴールドカードで支払うと1500ポイントが還元される。これにポイントアップリワードの1000ポイント還元を合わせ、auの決済サービスを毎月計7万円利用すると、日々の買い物で4000ポイントが「無理なくたまる」とする。 この他、au じぶん銀行の金利を年最大+1%優遇する特典、クレカ積立特典として、auカブコム証券での投資信託でau PAY カードまたはau PAY ゴールドカードを使って引き落とすと、12カ月間は最大3%、13カ月目以降は最大2%を還元する。
マネ活プランの要望を反映して期間限定の特典は用意せず
現行のマネ活プランでは、通信料金の支払いにau PAY ゴールドカードを使用する場合、ベースの1%還元にゴールド特典の9%を加えた10%に、1年間限定の最大10%還元が加わり、1年間は合計で最大20%還元を受けられる。これはauマネ活プラン+にはない特徴だが、最大20%還元は1年間限定で、2年目以降はauマネ活プラン+と同じ10%還元になる。 auマネ活プランは2023年9月から提供しているので、サービス開始当初から契約している人は、この20%還元の特典が既に終わってしまっている。 auマネ活プランの契約数は2024年11月時点で140万を突破し、auスマートフォンを契約する3人に1人が同プランを選択しているという。さらに、auマネ活プランの契約者は、au PAY カード、au PAY、au じぶん銀行といった決済・金融サービスをより多く利用する傾向があるそうだ。 その一方で、「特典が1年限定でなければいいのに」「au PAYやクレカの買い物でもっとポイントがたまるとうれしい」「スマホ決済だけだと上限まで還元されるハードルが高い」といった声が出ていたという。そこでauマネ活プラン+では、期間限定の特典はなくし、au PAYとau PAY ゴールドカードの5%還元は“ずっと続く特典”とする。 au PAYとau PAY ゴールドカードで毎月最大1500ポイントずつ還元される設計にしたのは、よりポイントがたまりやすくするため。「家計の中で支出の分布を見ると、スマホ決済を使うシーンとクレカを使うシーンがあるので、スマホ決済とクレカの両方でポイントがたまりやすくなる」(渡邊氏) 渡邊氏はポイントアップリワードについても言及。「月額料金の家賃や光熱費を支払うことでもポイントが加算される。合計7万円、他社よりも安くしている」と、上限まで還元を得られるハードルの低さを強調した。 また、自分がどのくらいお得になっているのかが分かるよう、auマネ活ポータルサイトにて、決済特典の達成状況、各特典の適用状況、毎月のお得額を可視化する。 さらに、Pontaパスの加入者がローソンでau PAY決済をすると、合計最大2%が加算されて最大12%の還元を受けられる。