【40代・50代におすすめ温泉】神様に守られた山口県長門湯本温泉「神授の湯 恩湯」心が整う湯
今回は温泉好きはもちろん、心と体に疲れをため込んだ大人女子に向けて、「どうしても行ってほしい温泉を紹介したい!」というミワさんのプレゼン企画。つかるだけで禊(みそぎ)をしたような浄化した気分を味わえる、山口県最古の温泉「長門湯本温泉」を紹介しよう。
山口県最古の神授の湯へ。温泉禊体験で心と体を整える
ミホ 最近、なんか体が重いし、お祓いにでも行きたい気分なのよ。 ミワ それは大変ね。でも、わかるわ~。更年期世代の女性って、体といっしょに心もゆらぎがちでしょ。そんなときこそ温泉よ! ミホ そうね。お祓いレベルで心と体を浄化してくれる温泉ってどこかしら? ミワ とっておきの温泉をミホさんにプレゼンしたいわ。ちょっと東京からは遠いけれど、“浄化”という意味でぜひ行ってほしいのが、山口県にある長門湯本温泉の立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」。お湯に入って「あ~幸せ♡」というだけではなくて、黙ってずっと浸かっているとなんだか神聖な気持ちになる温泉なのよ。 ミホ それは興味津々だわ!
神様からのお告げで発見された神授の湯
ミワ 「恩湯」はその歴史からしてすごいの! 約600年前、地元にある曹洞宗の名刹・大寧寺の定庵禅師が住吉大明神からのお告げによって発見されたと伝わっている、いわばありがたき“神授の湯”。「恩湯」は公共の立ち寄り湯なんだけど、今も大寧寺が所有しているのよ。 ミホ 聞いているだけで、ありがたい気持ちになってきたわ。 ミワ でしょ? 浴槽の奥にはお告げをくださった住吉大明神の石像が祀られ、その手前にはしめ縄が張られていて、神社のような神聖な空気が漂っているの。しかも、ここの湯船は深さが1mもあるのね。だから、住吉大明神様に向かって温泉を進んでいくと、だんだんにお湯が深くなってきて、体が徐々にお湯で包まれて、清められている気分になってくるのよ。 ミホ 本当に禊みたいね。 ミワ 私の後からお湯に入ってきた地元のおばあちゃんが、石像に向かって合掌をして一礼してから、お湯につかっていったの。私、その姿に感動してしまって。温泉を通して神様の恵みを頂いている、地元の方のそんな信心深い気持ちがひしひしと伝わってきて、よりお湯のありがたみが増したもの。 ミホ 素敵ね♡ 箱根の「姥子温泉 秀明館」のような感じなのかしら? ミワ ミホさんにすすめてもらって、大雨の中、箱根ロープウェイに乗って行った、秀明館ね。あそこもよかったわ~。 ミホ 箱根神社の神域とされている場所にあるし、浴槽の目の前の岩からお湯が湧き出ていて、そこにしめ縄が張られていて。こちらも神聖な雰囲気よね。私は疲れがたまると、ふらりと秀明館に一人で行くことがよくあるもの。 ミワ 湯につかるだけで、心が静かに整ってくる感じはとても似ていると思うわ。