小池都知事が定例会見1月8日(全文3完)現場の声を反映すれば罰則的なものは必要
納品業者への財政支援や救済策は
ニッポン放送:ニッポン放送の宮崎です、よろしくお願いします。飲食店の方々に取材しますと、今回は店舗ごとに協力金が支払われるということを非常に歓迎されている一方で、飲食店へ食材等を納品している業者に対しては救済策等がないということで、そういう方たちに申し訳ないと、だから時短要請には応じられないと言っているような飲食店の方々もいらっしゃいます。こうした納品業者への財政支援とか救済策というのは、今後お考えになる方向はあるのかどうかを教えてください、お願いします。 小池:今回、この時短の要請を10時から8時、また、お酒類については7時ということでお願いをして、より厳しい要請を行うに当たって、支給する協力金について、年末年始の分、上がっていたところもありますけれども、それに加えてということで対象の方々にはそれだけ協力金を支給させていただくことといたしました。今回の緊急事態措置において営業時間の短縮をお願いしているに当たっては、やはり感染リスクが高い飲食店など、ほかの施設よりもいっそう強い形でお願いをしているところでございます。それに伴ってご協力をいただきたいと、このように考えております。 また、店舗ごとにお支払いをするということで歓迎の声もあるということでございますが、いろいろな納入業者などの方々もおありでしょうが、今回はお店に対しての対応策をしっかりと有効に生かしていただければというふうに考えております。
五輪まで半年、冷え込んだ機運をどう盛り上げる?
TBSテレビ:すいません、TBSテレビの原田と申します。2点質問させてください。1点目が、来週月曜日に成人の日ということで、本来ならば成人式が多くの自治体で行われる予定でしたが、ほとんどの式典が中止となっています。一方で、一部の自治体ではその後の会食などをしないように呼び掛けるなど、感染防止対策を徹底した上で開催するということですが、新成人には落胆の声もあると思いますが、そういった式典のあとの会食などの予防等を含め、どのような言葉を知事として掛けられるかというのが1点と。 もう1点が、序盤にも質問がありました東京オリンピック・パラリンピックの件で、開催の可否というところではなくて、今月で開催まで、オリンピックの開幕まで半年を迎えますが、この宣言下において冷え込んだ機運醸成について今後どのように盛り上げていこうと考えられているかというところをお願いいたします。 小池:もう成人式というと来週が多いかと思います。ほとんどの区市町村における成人式の対応というのは、かなり今回抑えておられるかというふうに思います。そして今回の基本的な対処方針という中で、TBSさんは都から要請したような報道をされて、あれは間違いだったのを取り消していただければと思いますけれども。その手続きの中において、国のほうで盛り込んだのが、成人式はオンラインか延期という言葉でありました。これらについて1都3県で、知事のレベルでこの旨を確認したところでございます。 それぞれのお考えはあるんでしょうけれども、今はコロナ感染症対策ということを第一義に置いていただくことが明るい成人の方々の未来につながるんだということをご配慮いただきたいし、また、だいたい成人式ってそのあと流れてしまうケースがあって、久しぶりに会った同級生たちと盛り上がることは、だいたい毎年そのようになるわけですね。そういうことを考えますと、若いからという話だけではなくて、やはり今はみんなで力を結集してやっていこうというところですので、今回の基本的な対処方針の中に盛り込まれておりますような事項としてのオンラインでの開催や延期ということは、これは1つの指針として出させていただいている。あとはそれぞれの自治体の、主催される方の考えだというふうに思います。