【最新版】2024年下半期に見たいおすすめ展覧会26選(全国編)
【広島/9~1月】「ティンティン・ウリア展(仮)」(広島市現代美術館)
ティンティン・ウリアは、地政学的、社会的な境界をインターフェイスとしてとらえる研究者/アーティスト。民族的なマイノリティである中国系インドネシア人として育った自身の生い立ちや、グローバリゼーション、グローバルな政治状況などが織りまざるインスタレーション作品を発表している。本展では、ウリアの作品とワークショップ・プログラムを通じて、隠された歴史と社会政治的変遷を考察する。 会場:広島市現代美術館 会期:9月21日~2025年1月5日
【香川/10~1月】「ホーム・スイート・ホーム」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
パンデミック期の「ステイホーム」を経て、国際的な紛争などを背景に、世界各地で多数の新たな難民が生み出されている現在。このような現代社会に生きる私たちにとって、「ホーム」とはどのようなものなのだろうか。私たちの居場所、役割などをキーワードに表現された国内外の現代美術家の作品群から、「ホーム」の多様な意味を再考していく。国立国際美術館との共催企画。 会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA) 会期:10月12日~2025年1月13日
【愛知/10~2月】「アナキズムと美術― 「しないでおく」こと、登録されないこと(仮)」(豊田市美術館)
制度化され、統治されることへの抵抗=アナキズムのうちに美術の本来的な性質と力を認め、近代以降、現在に至る作家たちの活動を通して、その可能性を問う。 主な出品作家にポール・シニャックをはじめとする新印象主義の画家たち、ロシア集団行為 、マルガレーテ・ラスペ、大木裕之、コーポ北加賀屋(adanda+contact Gonzo+dot architects+remo)、オル太など。 会場:豊田市美術館 会期:10月12日~2025年2月16日
【茨城/11~1月】「田村友一郎展(仮)」(水戸芸術館 現代美術センター)
既存のイメージやオブジェクトを起点にした作品を手がける田村友一郎の個展。彼の作品は土地固有の歴史的主題から身近な大衆的主題におよぶ幅広い着想源と多様なメディアの使用によって、現実と虚構が交差した多層的な物語を構築する。展覧会では過去の代表作や水戸の近現代史を起点にした新作が展示される。 会場:水戸芸術館 現代美術センター 会期:11月2日~2025年1月26日