【2024年版】夏休みに見たい展覧会20選(全国編)
【新潟/7~11月】大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024
「人間は自然に内包される」を理念に、新潟県十日町市・津南町の約760㎢の広大な土地を美術館に見立てた「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、自然を舞台にした芸術祭の草分け的存在でもあり、今年で25周年を迎える。総合ディレクターは北川フラム。 本年度の注目展示のひとつには、越後妻有里山現代美術館 MonETにて開催される「ウクライナウィーク」(7月12日~21日)などがあげられる。TABでは同企画のキュレーションを担当するニキータ・カダンへのインタビューを公開中。こちらもぜひチェックしてみて欲しい。 会場:越後妻有里山現代美術館 MonETほか 会期:7月13日~11月10日 *火曜・水曜休館(一部作品施設は通常営業)
【石川/6~10月】「ラインズ―意識を流れに合わせる」(金沢21世紀美術館)
能登半島地震の影響による長期休館からの再開を飾る本展は、同館の収蔵作品を紹介するコレクション展。芸術作品における基礎的な要素である「線―ライン」を動的なジェスチャーや異なる空間や概念をつなぐ存在としてとらえ、多面的で発展的な世界のつながりを作品を通じて示す機会となる。また、本展では2023年4月に新たにコレクションとして加わった、マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》をはじめ、横山奈美、エル・アナツイ、ティファニー・チュン、サム・フォールズ、大巻伸嗣、ジュディ・ワトソンらの作品が展示される予定だ。 会場:金沢21世紀美術館 会期:6月22日~10月14日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)
【愛知/7~9月】「エッシャー 不思議のヒミツ」(豊田市美術館)
グラフィックアートの可能性を追求したオランダの画家マウリッツ・エッシャー。遠近法や、幾何学図形、人間の知覚構造に強い関心を抱き、芸術と科学とを融合させた彼の作品は、見る人の視覚を刺激し、多くの驚きを与えてきた。本展では初期から晩年までの作品を通じて、エッシャー作品の不思議のヒミツを紹介する。 会場:豊田市美術館 会期:7月13日~9月23日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)