【2024年版】夏休みに見たい展覧会20選(全国編)
【茨城/7~10月】「山下麻衣+小林直人―他者に対して、また他者と共に」(水戸芸術館 現代美術センター)
コントロールの効かない存在としての自然をありのままにとらえ、それらとの関係構築を試みてきたアートユニットの山下麻衣+小林直人。本展では映像インスタレーションを中心とした過去の実践を網羅的に紹介。屋外広場では、災害やパンデミックによって可視化された人間と自然の不安定な関係や、現在の深刻な世界情勢における他者との関係性を再考するような参加型の新作も発表される。 会場:水戸芸術館 現代美術センター 会期:7月27日~10月6日 *月曜休館(8月12日は開館|8月13日は休館)
【神奈川/6~12月】フィリップ・パレーノ:この場所、あの空(ポーラ美術館)
フィリップ・パレーノは現代のフランスを代表するアーティストのひとりであり、映像、彫刻、サウンド、オブジェ、テキストやドローイングなどを通して、現実/フィクション/仮想の境界や、実物と人工物とのあいだに生じる奇妙なずれに意識を向けてきた。本展では、彼の代表作である映像作品《マリリン》をはじめ、ドローイングから立体、映像、大規模なインスタレーションまで、幅広い実践が多面的に紹介される。 会場:ポーラ美術館 会期:6月8日~12月1日 *休館日なし
【神奈川/7~9月】「エドワード・ゴーリーを巡る旅」(横須賀美術館)
不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で知られる絵本作家、エドワード・ゴーリーの個展が横須賀美術館に巡回。日本でも、『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本で知られているいっぽう、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなど多岐にわたって活躍した。本展は「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に、約250点の作品が紹介される。 会場:横須賀美術館 会期:7月6日~9月1日 *8月5日は休館
【神奈川/7~9月】「石田尚志 絵と窓の間」(神奈川県立近代美術館 葉山)
画家/映像作家の石田尚志は、自らが描いた絵画を撮影する映像作品で高い評価を受けるアーティスト。2015年以来の大規模な個展となる本展では、初期の未発表作、映像と立体を組み合わせたインスタレーション、キャンバス絵画などを通じて、作家の近年の展開を辿る。 会場:神奈川県立近代美術館 葉山 会期:7月13日~9月28日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館)