【2024年版】夏休みに見たい展覧会20選(全国編)
【愛知/6~9月】生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ(名古屋市美術館)
北川民次はメキシコで学び二科会で活躍した洋画家。生誕130周年を記念して開催される本展では、北川の作品に加えて、同時代にメキシコで活動した画家ルフィーノ・タマヨや写真家ティナ・モドッティ、北川と親交のあった藤田嗣治などの作品もあわせて紹介される。なお、本展は東京・世田谷美術館、福島・郡山市立美術館にも巡回予定。 会場:名古屋市美術館 会期:6月29日~9月8日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)
【愛知/7~9月】「アブソリュート・チェアーズ 現代美術における椅子なるもの」(愛知県立美術館)
1982年の開館当初から優れたデザインの椅子を収集し、常時数種類を館内に設置してきた「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館と愛知県美術館が共同企画した本展。椅子の登場するアート、ダンス、映像作品などを通じて、椅子という身近な存在から社会/人間のあり方への考察をうながす機会となる。 会場:愛知県美術館 会期:7月18日~9月23日 *月曜休館(8月12日は開館|8月13日は休館)
【京都/2~9月】「村上隆 もののけ 京都」(京都市京セラ美術館)
伝統的な日本美術から、現代のマンガ・アニメまで続く平面性を背景にした「スーパーフラット」という独自の概念を提唱し、世界で活躍する村上隆。日本では約8年ぶりの大規模展となる本展では、村上の原点である日本画をオマージュした新作から、NFTアート、トレーディングカードをコンセプトにした作品まで、村上の過去から現在にいたるまでの関心を総観できる機会となった。 会場:京都市京セラ美術館 会期:2月3日~9月1日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)
【大阪/5~8月】「没後30年 木下佳通代」(大阪中之島美術館)
戦後、関西を拠点に活動したアーティスト、木下佳通代。彼女は1960年代から河口龍夫、奥田善巳らの前衛美術の集団「グループ〈位〉」と活動をともにし、写真や抽象画などを制作していた。知られざる女性作家の初期の作品から代表作、そして絶筆にいたるまでの活動が紹介される。 会場:大阪中之島美術館 会期:5月25日~8月18日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館)