【2024年版】夏休みに見たい展覧会20選(全国編)
【大阪/6~8月】開創1150年記念 醍醐寺 国宝展(大阪中之島美術館)
醍醐寺は、真言密教のうち加持祈禱や修法などの実践を重視する寺として発展してきた。国宝《文殊渡海図》や、重要文化財《不動明王坐像 快慶作》をはじめとし、醍醐寺には天皇や公家、武家との深い関わりから貴重な文化財が多数伝わっている。そうした歴史と美術を「山の寺」「密教修法のセンター」「桃山文化の担い手」という3つのテーマで紹介する本展では、醍醐寺に伝わる国宝、重要文化財を含む約90点の宝物が大阪で初めて公開される。 会場:大阪中之島美術館 会期:6月15日~8月25日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月23日は休館)
【大阪/6~10月】「梅津庸一 クリスタルパレス」(国立国際美術館)
ワタリウム美術館の「エキシビション メーカー」(~8月4日)で展覧会構成も行う美術家・梅津庸一。彼の過去最大規模の個展が国立国際美術館で開催中。「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか」という問いかけを起点に、「人がものをつくる」という行為の可能性について根本から再考する。 会場:国立国際美術館 会期:6月4日~10月6日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)
【広島/6~9月】「遠距離現在 Universal / Remote」(広島市現代美術館)
新型コロナウイルスのパンデミックを経た現代世界における、グローバル資本主義やデジタル化社会といったテーマの再解釈を試みる現代美術のグループ展が広島に巡回。出展作家は井田大介、徐冰(シュ・ビン)、トレヴァー・パグレン、ジョルジ・ガゴ・ガゴシツェ+ヒト・シュタイエル+ミロス・トラキロヴィチ、地主麻衣子など。 会場:広島市現代美術館 会期:6月29日~9月1日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)
【香川/6~9月】加茂克也 KAMO HEAD(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
モードの最先端で活躍したヘア&メイクアップアーティスト、加茂克也(1965~2020)。時代性と先進性に加え、彫刻のような普遍的な美を持つ加茂のヘッドピースは、ファッションでありつつ、唯一無二のアートピースとして強い存在感を放ってきた。本展は、トップブランドのファッションショー等で実際に使用したヘッドピースを中心に、立体作品や資料を交えながら、加茂の創作活動を包括的に紹介する。 会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA) 会期:6月30日~9月23日 *月曜休館(7月1日・15日、8月5日・12日は開館|7月16日、8月13日は休館)