ふるさと納税「見直し検討」で大阪・泉佐野市が会見(全文1)幅広く議論を行い納得できるルールを作るべき
寄付金を活用して学校のプールを整備
司会:ただいま読み上げました市長コメントのプリントにつきましては受付、横にご用意しておりますので、ご希望の方はお持ち帰りください。 それではここで阪上と同じくふるさと納税を担当している木ノ元のほうより、実際に泉佐野市にご寄付をいただいた方からのお声やご意見の一部と、お寄せいただきました寄付金の使い道につきまして紹介のほうをさせていただきたいと思います。それでは木ノ元参事、お願いいたします。 木ノ元:それでは私、木ノ元のほうから、記者の皆さまからいただきましたメッセージ、また使い道についてご紹介をさせていただきます。その前に泉佐野市のこれまでの実績についてでございますが、先ほど阪上のほうから一部ご紹介をさせていただきましたが、2008年度、この制度が始まった当初からの実績となっております。2012年の積極的な取り組みを開始した当時から右肩上がりで寄付額が伸びている状況となっております。 続きまして寄付者の皆さまからいただきましたメッセージでございます。このような形で皆さまからたくさんのメッセージをいただいております。先日の台風の被害に関しましても、かなりニュースのほうで報道がされておりましたので、そちらのほうに関しての応援メッセージなどもいただいております。 続いて寄付金の使い道についてご説明いたします。泉佐野市のふるさと納税につきましては、現在、16の使い道から選択できるようになっております。ご覧の1から16までの項目で選択していただくことが可能となっておりまして、これは全国でも数の多い自治体になっているのかなと思っております。この中でも特に、まなびプロジェクト、未来を創る教育プロジェクトなど、未来を担う子供たちを応援する使い道の選択される寄付者の方が非常に多くなっております。 その1例をご紹介いたします。まなびプロジェクトにつきましては、小中学校の児童の水泳技術の習得、健康増進、体力の向上を図るとともに、災害時におきましては飲料水を確保する避難場所としての役割を果たす目的といたしまして、プールを整備していっております。ご覧いただいております写真のほうは、今年、完成いたしました佐野中学校プールの状況でございます。それ以外にも、そこに列記しておりますとおり、順次整備を進めていっている状況でございます。この佐野中学校のプールの完成におきまして、4つの中学校区においてのプールが整備された状況でございます。なお、学校の状況につきましては、現在、小学校が13校、中学校が5校という、合計18校という状況になっておりまして、この18校がこの4つのプールを分け合って使っていると、今、いう状態となっております。今年度、平成30年度につきましては、3つの小学校、1つの中学校でのプールの完成が予定されております。今後も計画的にプールの整備事業を予定しております。