「その家事ストレスは“思い込み”のせい」プロが本当にやってよかった、“家事動線”見直しのコツとは
また、赤ちゃんは着替えが頻繁ですから、赤ちゃんが過ごす時間が長い場所に着替えがあるのが便利ではないでしょうか? 我が家は末っ子が1歳半になるあたりまではリビングで着替えをすることが多かったので、TVボードの引き出しに末っ子の洋服を収納していました。そのことを書籍に書いたところ、読者の方から沢山の「革命的に楽になった!」等の反応をいただきました。 たとえワンルームだとしても、洋服をTVの下に収納するという発想はあまりしないと思います。とはいえ別に濡れやすいとか衛生的に汚いだとか、洋服を収納できない場所でもない。以前はTVボードにはDVDデッキとDVDを収納するのが一般的だったと思いますが、最近はネット動画サービスの普及によってDVDを見る機会が減った家庭も多いのではないでしょうか。 既存の収納用途にとらわれないで家を見回してみると、「入れる場所あった!」という発見が他にもあるかもしれませんね。
〈2箇所目〉食器の出し入れは振り返るだけで済むように
きっと、毎日いちばん長く主婦業を行う場所といえばキッチンですよね。 料理だけではなく、その後の片付けまで終わらせなければいけませんから……。料理をしたら食器を取り出して盛り付け、配膳、食事後に食器洗いは食洗機にお願いできても、乾いた食器を食洗機から棚に戻すという作業が残っています。食器を毎回、食洗機から出してそのまま使うという手もありますが、我が家は5人家族で食洗機の稼働率が高いので、乾燥まで終わったら一度棚に戻すことにしています。 そんな我が家の食器は、食洗機から振り返るだけで入れられる引き出し2段にほとんどが収納されています。 食器を片付ける際は振り返るだけで、1歩も動いていません。 各家庭によって食洗機の位置、または流し台の位置は固定されていると思うので、食器を収納する位置を見直して、できる限り近くに収納してみてはいかがでしょうか。 そのためには、収納スペースが限られると思いますから、日常使いの食器を厳選して、普段の食事は1軍の食器だけで回すようにすることをオススメします。 私は、キャンプに行った時に、コップでスープを飲んだり、平皿でご飯を食べた経験から、お皿の用途にはこだわる必要がないと気づきました。そこでひとまず、子育てのいそがしい期間は沢山の食器を持つことをやめています。