2025年、バイク界はこうなる!……〈多事走論〉from Nom
東京都オートバイ協同組合(AJ東京)によると、警視庁からも同様の通達が出ているようで、新基準原付が世の中に登場するころ(来年の夏以降か?)には、駐車場の受け入れ態勢も整いそうです。 もっとも気になる新基準原付はどんなモデルが用意されるのかですが、先日インタビューしたホンダの加藤二輪事業本部長によると「スーパーカブとスクーター」の2モデルを用意しているとのこと。現在は、EVを含めて16機種の原付モデルをラインナップするホンダとしてはずいぶん少ないのではと感じますが、メーカーとしては原付免許/普通自動車免許で乗れる新基準原付は必要最低限揃えておいて、排ガス規制とは無縁な原付相当のEVスクーターに移行してほしいという思いもあるようです。 さらに、販売店からは最近は原付に代わって電動アシスト自転車や電動モペッドといったように、多種多様な足替わりになる乗り物が増えてきていて、どうしてもスクータータイプの原付じゃなければいやだという人も減ってきているとの声もあります。 昨年7月にプロトモデルの試乗会が行われたスズキのe-POも、実際に発売されれば原付の代替モデルとして受け入れられるのではないでしょうか。 現在の原付一種は、今年の10月末までは継続生産されるそうですから(スズキは5月で終了か?)、2025年の原付市場はさほど大きな混乱もなく推移する見込みです。 ──いまのところ、原付モデルに新車を超える価格が付くなどの事態は一切起きていないようだが、中古車は下取り/売値ともに上昇傾向になるそうだ。
ホンダのビッグCBはどうなる?
登場から30年以上経過したホンダのCB1300シリーズの後継モデルも注目を集めています。先ごろ、EICMAで発表されたCB1000 HONETが日本でも正式発売されましたが、日本ではヘリテイジスタイルのネイキッドモデルを求める声が多いのも事実。実際、カワサキのZ900RSは2017年の発売以来、現在に至るまでベストセラーを続けています。 ホンダファンとしてもZ900RSのようなモデルの登場を長い間待ち続けていて、一度はお蔵入りとなった往年のCB-Fを彷彿させるビッグCBが登場するのではという噂で持ち切りです。 本誌2025年1月号では、「俺達のエフが還ってくる?!」とCB1000 HORNETをベースとしたビッグCBの登場予想するという記事を掲載しましたが、最新の情報ではこのモデルが春のモーターサイクルショーに登場することが濃厚とのこと。となると、ニュー・エフに対面できるまであとわずか3か月。期待して待っていましょう! いったんはお蔵入りとなったCB750Fをオマージュしたモデルでしたが、次期ビッグCBはFスタイルを踏襲すると噂されています。