世界の登山靴ブランド図鑑|所変われば登山靴も変わる!
カナダ
カナダといえば国土の大半が大自然に囲まれ、厳冬季には零下数十℃まで低下する。だからしてソレルやカミックなどのウィンターブーツが誕生しているのだが、現在では両社とも応用範囲の広いレインブーツなども手がけるようになっている。 <27 カミック> カナダで100年以上の長い歴史を歩んできたウィンターブーツブランド。北国の厳しい自然のなかでも機能性を発揮できるように耐久性や信頼性にこだわり、履き心地に優れたアウトドアシューズを作り続けている。 問:キャラバン。 <28 ソレル> 1962年、カナダで誕生し、レザーアッパーに着脱可能なフェルトライニングを挿入したウィンターブーツを発表した。50年以上経過した現在でも、ウィンターブーツのスタンダードとして広く世界で愛されている。 問:コロンビアスポーツウェアジャパン。
アジア「アジア人の足には、アジア人に適した登山靴がある」
戦後の復興期を乗り越えて、1950 年代に空前の登山ブームが巻き起こった日本。’90 年代には韓国で爆発的なアウトドアブームがあり、2000 年代になると急速な経済発展を遂げた中国でも余暇をすごす風潮が生まれ、アウトドアへの関心が高まってきた。それぞれ状況は異なるが、これからがおもしろくなりそうなエリアである。
日本/韓国
西洋人の足型に比べて、幅広く、甲高といわれる東アジア人に合わせた靴作りに注目したい。降雨量の多い日本では、防水性をとくに考慮した登山靴が好まれているが、世界でもまれに見るほどファッション性を重視するマーケットであることも付け加えたい。 <29 キャラバン> 1953年、槇有恒を隊長とする日本隊がヒマラヤの8、000m峰マナスル登頂を目指したとき、佐藤久一朗が作った軽量登山靴が評判となった。これを「キャラバンシューズ」の名で売り出したのが同社の始まりとなった。 問:キャラバン。 <30 シリオ> 日本人の足に合う登山靴を、イタリアの高い製造技術で作りたい。1993年、そんな夢を実現するため花香昌男氏が東京で設立。モデルによって、足のサイズとは別に幅広ワイズの3種類を用意して対応している。 問:シリオ。 <31 トレクスタ> 1994年、有名登山靴ブランドの製造を手がけていたD。C クォンによって、釜山にてトレッキングシューズ作りをスタート。高い品質と快適さ、こだわりのスタイルを追い求め、韓国随一のブランドへと成長した。 問:エバニュー **********。 ▼PEAKS最新号のご購入はAmazonをチェック。 文◉村石太郎 Text by Taro Muraishi/写真◉荒木優一郎 Photo by Yuichiro Araki/イラスト◉竹田匡志 Illustration by Masashi Takeda
PEAKS編集部