新型ホンダ「フリード」約250万円~の衝撃!! 8年ぶりのFMCでライバル「シエンタ」を超えたか?
ホンダ フリードはまぎれもない小型ミニバンの傑作だ。そのフリードがフルモデルチェンジするとなれば、ミニバンのみならず自動車業界全体の流れにも関わる転機となる。果たして新型フリードの正体はいかなるものか。期待以上の出来栄えが伺えるその中身を、先行公開された情報から読み解いてみよう。そしてその価格にも迫る!! 【画像ギャラリー】デザインすっきりの新型「フリード」を目撃せよ!!(14枚)
優れたコンセプトはそのままに、快適さと安全性が大幅アップ!
フリード最大の特長は、小さな車体でありながら大きなスライドドアと、大人でも楽に座れる実用的な3列シートを装備している点にある。このコンセプトは新型でもキープされ磨き上げられた。 全長は45mm延長されたものの、ホイールベースは従来型と同じ数値だ。充分にスリムな基本ボディに、「クロスター」と「エアー」の2系統のスタイルが用意されている。 そして新型フリードで注目の改善点は、時代に取り残されつつあった運転サポートと危険回避機能のアップデートだ。最新のホンダセンシングは、ざっと挙げても、下記の通り多機能となり、従来型から飛躍的な進歩を見せている。 衝突軽減ブレーキ(CMBS)/トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)/渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)/先行車発進お知らせ機能/誤発進抑制機能/急アクセル抑制機能/路外逸脱抑制機能/車線維持支援システム(LKAS)/ブラインドスポットインフォメーション/オートハイビーム/アダプティブドライビングビーム/パーキングセンサーシステム/後退出庫サポート/歩行者事故低減ステアリング/標識認識機能 加えてついに「Honda CONNECT」が搭載された。ネット通信連携機能が搭載されたことで、フリードを離れたところから専用スマホアプリでエアコンを作動させたり、スマホ自体をクルマのキーにすることができる。万が一の事故の際の自動通報も設定可能だ。 ハードウェアの進歩も抜かりはない。3列シートは車内が縦長になるため、後ろの席はエアコンの風が届きにくい問題があったが、新型フリードでは後席専用のクーラーを搭載した。 ハイブリッド車は最新の2モーターハイブリッド「e:HEV(イーエイチイーブイ)」が採用されている。