ウクライナ軍、ロシア西部クルスク州で反撃か…北朝鮮兵3800人が死傷した可能性
米政策研究機関「戦争研究所」によると、ウクライナ軍は5日、越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州の少なくとも3地点で軍事作戦を行い、前進した。露軍に押される状況が続く中、ウクライナ軍が反撃に出た可能性がある。 【写真】ウクライナ軍が公開した北朝鮮兵のものとされるメモ。ドローンの撃墜方法をイラスト付きで示している=ウクライナ特殊作戦軍のSNSより
露国防省は5日、同州で進軍を試みたウクライナ軍を撃退したと主張したが、露軍事ブロガーは露軍が守勢に回っていると報じた。
ロイター通信によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は5日、米国のポッドキャストのインタビューで、同州に配置された1万人超の北朝鮮兵のうち、約3800人が死傷したと述べ、「増援が送られる可能性がある」と警戒感を示した。
20日に発足する米国のトランプ次期政権は、ロシアによるウクライナ侵略の早期停戦に意欲的とされる。ウクライナが交渉材料として制圧地域の保持を目指す一方、露軍は奪還を急いでいるとみられる。