「これぞ税金無駄遣い」4世帯のために10m間隔で橋3つ…韓国扶安郡、工事費1000万円
【01月08日 KOREA WAVE】韓国全羅北道扶安郡(チョンラプクト・プアングン)が田舎の小河川に、わずか4世帯しか利用しない橋を10メートル間隔で3つも設置したことが議論を呼んでいる。 MBCの報道によれば、扶安郡は小河川整備事業の一環として、扶安邑(プアンウプ)にある長さ100メートルほどの小河川に3つの橋を架けた。これらの橋を利用するのは、近くに住むわずか4世帯だけだ。 扶安郡は2020年から5年間で約17億ウォン(約1億8289万円)を投入して小河川整備事業を実施し、浸水防止のため河川の掘削工事に取り組んだ。この過程で住民らが「自分の家の前にも橋を架けてほしい」と要望を出し、扶安郡はこれを受け入れて橋を3つ設置した。 1つの橋にかかる費用は3600万ウォン(約387万円)で、当初計画では1つの橋のみを設置する予定だったが、最終的に4世帯のために1億800万ウォン(約1161万円)が費やされた。 これについて、通りすがりの住民たちは「非常識だ」と批判している。ある住民は「あまりにも無駄で常識に反する行為だ」とコメントした。 扶安郡関係者は「住民の立場からすれば不便を感じるのだろう。それで橋を3つ設置する結論になった」と説明した。 一方、扶安郡議員は「少数の住民の利便性のために行政が妥協したことは問題だ。もっと良い代案を提示して説得するのが行政の役割だ」と税金の無駄遣いを指摘した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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