英国&インドルーツのカップルがそれぞれの文化を尊重して挙げた2つの美しい結婚式
短い5ヶ月が過ぎ、私たちはお祝いパート2の準備のためにインドへ飛びました。インド式の結婚式は4つのメインイベント―メヘンディ、サンギート、ゲイ・ホルド、そして披露宴―からなります。2日にわたっていくつも衣装を替え、招待客の数は400人ほどでしたが、インドでは招待客1,000人以上で1週間続く結婚式もあるので、控えめな方です。 最初はメヘンディで、結婚式の序章となるものですが、花嫁と女性の親族、親しい友人の手や足にヘナで模様を描きます。花嫁が結婚するにあたり、健康と繁栄を願う儀式です。
お次のサンギートは、男性がダンスと食べ物と飲み物でお祝いします。花嫁と花婿がダンスを披露するのが伝統なので、一緒にインドに行ってくれた友達全員の協力を頼みました。ダンスのスキルには相当のばらつきがありましたが、面白さと楽しさを提供したことは確かです。私はこのお祝いに美しいレヘンガ―美しく複雑な刺繍の入った足首までのスカート―を着ました。
翌日は、ゲイ・ホルドでスタート。親族の中でも近しい女性メンバーが、純潔を象徴するターメリックの粉を花嫁につける儀式です。そのあと披露宴の準備を急いで行います。ヘアメイクはある男性と彼の子どもたちがしてくれました。彼らは英語を話さず、私もベンガル語を話さないので、彼らが何をやっているのかまるでわかりませんでした。イギリスの結婚式とはずいぶん違う経験でしたが、そばには私のブライズメイドがいて、リラックスした朝を過ごしました。
ゲイ・ホルドで着たシンプルな黄色のサリーから、伝統的な赤と金のサリーに着替えました。インドの文化では、白は喪を象徴する色なので、結婚式の日に花嫁が白を着ることは極めてまれです。その代わり、花嫁衣装として伝統的な色は赤で、金のディテールやアクセサリーをよく組み合わせます。赤はヒンドゥー教では縁起のいい色で、多産、繁栄、新たな始まり、愛を象徴します。 アヴィクのお母さんが彼女のたくさんの従姉妹たちに頼んで、私の結婚式の衣装を探してくれました。実際の結婚式の5日ほど前に試着をしましたが、幸いすべて合ったし、全部気に入りました。
披露宴にもインドの伝統的な儀式があり、花嫁の父親は言葉で結婚の祝福と承認をするとともに、先祖からの祝福を求めます。私の父が祭司の言葉を繰り返し、サンスクリット語を話そうとしている姿は一生忘れないでしょうドラマ。『フレンズ』でジョーイがフィービーからフランス語を学ぼうとしているような感じです。 家族の他に、親友たちにもイギリスからインドに来てもらいました。私にとっては特別な場所になったコルカタをあちこち見せて回りました。友達とクレイジーで素晴らしい経験を共有できたことで、結婚式がさらに特別なものになりました。
From:Cosmopolitan Translation: Mayuko Akimoto