タイミーではキャリアを築けない? 27歳社長が打ち壊す「たかがバイト」の常識
「2100年の日本」 を見つめて
ありがたいことに会社の成長スピードが早く、私自身は追いついていくのが精一杯という感じもあります。自分自身の今後10年を考えると、日本経済、日本社会に対して影響を与える1人になっていくことが目標です。まだまだ現状とはかけ離れた目標ではありますが、10年あればできることはたくさんあるでしょう。 死から逆算するという考え方がありますよね。仮に自分自身が2100年くらいまで生きることができるとしたら、そのとき、私は103歳です。 そのとき、推計によれば日本の人口は5000万人を切っています。GDPではおそらくブラジルあたりに抜かれて、世界で10位を下回っているかもしれない、と予想する人もいます。 ただ、未来を変えることはできるはずです。少子高齢化による労働力不足を解消することは、自分が人生をかけて取り組まなければならないことだと考えています。 2100年までの歴史を変える人の1人でありたい。それが私の目指していることです。 【小川嶺(おがわ・りょう)】 1997年生まれ。立教大学経営学部卒業。2017年、大学在学中にアパレル関連事業の会社を立ち上げた。1年で事業転換し、18年8月にスキマバイトアプリ「タイミー」のサービスを開始。24年7月26日に東証グロース市場上場。23年にフォーブスジャパンの「日本の起業家ランキング2024」で2位に選出された。
小川嶺([株]タイミー代表取締役)