大学生の息子が「デビットカード」で全て会計して毎月口座残高を使い切っています…使いすぎは防げないのでしょうか?
子どもがデビットカードを多用するようになると、口座残高が0円になってしまうケースもあるでしょう。1回や2回だけなら軽い注意で済みますが、あまりに繰り返す場合は対策が必要です。 クレジットカードと異なり口座残高を超える金額は使えないため、非常時にお金が用意できなくなる可能性もあるでしょう。今回は、クレジットカードとデビットカードの違いや注意点、対策などについてご紹介します。
デビットカードとは?
デビットカードとはクレジットカードのように支払いが可能なカードで、使用したお金が即時口座から引き落とされます。未成年の学生でも申し込めるものが多いですが、親権者の同意が必要な場合もあるため注意しましょう。 デビットカードは使ったタイミングで引き落とされる仕組み上、分割払いやリボ払いは利用できません。 クレジットカードは多少高額の支払いがあっても引き落とし日までにお金を工面できれば問題ありませんが、デビットカードは使えば使うほどその場で口座からお金がなくなっていきます。もしクレジットカードと同じような感覚で利用すると、いつの間にか口座残高はゼロになっているケースもあるでしょう。 クレジットカードだと、クレジットカード会社の締め日や支払日により異なりますが、その月に使った分のお金は分割払いを選択していなければ翌月もしくは翌々月に一度で引き落とされます。分割払いを選択しているときは、分割回数に応じた金額が毎月引き落とされる仕組みです。 デビットカードは使った金額が口座残高からすぐに分かるメリットもありますが、普段から口座残高を確認しない方はお金の使い方に注意が必要になります。
デビットカードを利用するときの注意点
デビットカードの利用上限は、カードと連携している普通預金口座の残高と同額です。もし大学生がアルバイトで稼いだお金が入る口座を利用している場合、稼いだ額を超えた利用はできません。 もし上限を超えると利用できるお金がないため、支払いができません。口座残高を把握していないと支払時に困ることになります。 さらに、カードを利用するにあたって紛失や盗難リスクもあるでしょう。もし紛失したり盗難されたりすると、不正利用されるおそれがあります。 万が一不正利用されてしまったときの補償制度が用意されている場合もありますが、クレジットカードほど手厚くない可能性があります。補償限度額も設定されており、限度額を超えて補償はできないため、不正利用されないための対策が必要です。