下見の印?“マーキング”にも注意…防犯グッズの売れ行き急増 年末年始の防犯対策は
犯罪への警戒感がかつてなく強まるなか、まもなく最大9連休の年末年始が始まります。家を空けることも増えるこの期間、私たちはどう備えるべきなのでしょうか。 【画像】下見の印?“マーキング”にも注意…防犯グッズの売れ行き急増 年末年始の防犯対策は
■“侵入盗”増える年末年始
年の瀬が迫るなか、埼玉県吉川市で24日、倉庫荒らしや事務所荒らしが相次ぎました。警察によると、その数は4件。そのうち、3件は同じ町内で起きたということです。 被害が相次いだのは、吉川市だけにとどまりません。日高市でも、同じように4件の被害が報告されています。 近隣住民 「近所でそういう話を聞くと怖い。怖い時代になってきたというところがあります」 否が応でも脳裏を過ぎるのは、夏以降、首都圏で起きている連続強盗事件です。闇バイトで集まった男たちが強盗目的で住宅に侵入、住民が殺害されたり、誘拐されたりする事件が相次ぎました。 さらに、住宅などに侵入して窃盗を行う犯罪は年末年始に急増すると言われています。旅行や帰省など家を空ける人が増えるからです。
■防犯グッズの購入急増
最大9連休となるこの年末年始、これまでにない準備を進める人の姿もありました。 客 「人が通った時に光ると防犯になりやすいと思うので、そういったものがいいと思います」 「明るくすれば少しはいいのかなと。そんなに高いものはなかったので、数千円~1万円くらいの予算で何かいいものがあればと」 ホームセンターの防犯グッズコーナーには多くの人が駆け付けていました。カインズ昭島店では10月から売り場を拡張。100種類以上の防犯グッズを取り揃えています。 強盗事件を意識したアイテムも注目されています。一連の連続強盗事件の多くが窓ガラスを割って侵入していたことから、ガラスを割れにくくするフィルムは前年比3.5倍の売れ行きとなっています。 カインズ昭島店 須長貴之さん 「(年末年始)出かける人が多いので、客も防犯意識が高まっている。それで需要が高まっていると思う」