下見の印?“マーキング”にも注意…防犯グッズの売れ行き急増 年末年始の防犯対策は
■下見の印?“マーキング”点検を
防犯対策の専門家は、大切なのはグッズによる対策と同時に、家の周りの点検だと指摘します。 防犯アナリスト 桜井礼子さん 「自宅を“マーキング”されているか日頃からチェックしていただきたい」 “マーキング”とは、強盗や空き巣犯が事前に下見した家に残している“印”です。都内で1人暮らしをする男性の家では、インターホンにシールが貼られていました。男性には見覚えのないものでした。これが“マーキング”の可能性があります。訪問販売を語る人が家を訪ねてきた後に、男性が見つけたといいます。また、別の家のインターホンには黒い丸が2つ。 黒い丸を付けられた住民 「『これは自分が付けたかな?いや絶対つけてないよな?』ってハテナがたくさんあったんですよね。どうしてこんなところに黒い丸がついているんだろう。最初は怪しいとかじゃなくて、なんで?っていうのが先でしたね」 これもやはりマーキングの可能性があるといいます。何を意味しているかは分かりませんが、男性の何かしらの属性をグループ内で共有している可能性があります。 防犯アナリスト 桜井礼子さん 「マーキングされている私たちは、されていることに気付かない。いつどういったタイミングでされるかは分からないのが現状」 マーキングは、表札やインターホン、ガスメーターにつけられることが多く、文字が使われることもあるといいます。「M」は男性、「W」は女性、「S」は独身、「SS」は土日休みを示すとされています。ただ、組織によって、印の意味は異なる可能性があるため、正確な意味は分かりません。 専門家は、こうした印を見付けた場合はすぐに消さず、写真を撮ってから警察に届出てほしいと話します。 東京世田谷区では地元の町内会が中心になり、25日から防犯の呼び掛けが始まりました。年末年始に向けて警戒感が高まっています。