下見の印?“マーキング”にも注意…防犯グッズの売れ行き急増 年末年始の防犯対策は
■“在宅している”ような工夫を
窃盗犯はどこから侵入するのでしょうか。警察庁のデータによると、玄関だけではなく、窓からの侵入が多いことが分かります。 【一戸建て住宅】 窓:55.2% 玄関:20.2% その他出入口:14.9% その他・不明:9.7% 【共同住宅(3階建て以下)】 窓:38.9% 玄関:46.7% その他出入口:3% その他・不明:11.5% 長期の留守中、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。防犯アナリスト・桜井礼子さんに聞きました。 防犯アナリスト 桜井礼子さん 「防犯対策の大前提として、戸締りなど基本的なことをしっかりやる。そのうえで、長期の留守中、人が在宅しているように見せる工夫を」 侵入窃盗が多い窓について、通りから見える窓は施錠したうえで、雨戸・シャッターは閉めない。一方で、通りから見えない窓は施錠したうえで雨戸・シャッターも閉める。さらに、防犯用品として販売されている鍵付きの補助錠をつけると有効だということです。 また、カーテンは少し開け、夜間に明かりが漏れるようにする。タイマーなどで夜に電気が点く設定にしておくと効果的だといいます。 他にも、車で長期外出する際は、車の代わりに自転車を駐車スペースの真ん中に目立つように置いて、使っているように見せる。ポストに物がたまらないよう、新聞配達を一時停止し、郵便局に不在届を出す。不在期間に到着した郵便物などは届け出の期間が終了した後、まとめて配達してくれるということです。