「ザ・ロック様を超えてやる!」“2.5次元舞台俳優”桜庭大翔が極悪ヒール軍と合流し悪役としてプロレスラーデビューへ!
20日、東京都・後楽園ホールにてDDT『God Bless DDT 2024』が開催。プロレスラーデビューが決まった2.5次元舞台俳優の桜庭大翔がファンへ挨拶を行った。 桜庭は2019年4月に舞台『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”東京の陣”』の木兎光太郎役で俳優デビュー。舞台を中心に活動し、今年の12月には『刃牙 THE GRAPPLER STAGE -地下闘技場編-』で花山薫役を演じる予定。 赤井沙希との舞台共演を機に髙木三四郎の目に留まってスカウトされてきたという桜庭。身長187cm、体重102kgという素晴らしい体格に圧倒的な顔の良さ、ヘビー級プロレスラー顔負けの筋肉を兼ね備えており「日本のザ・ロック様(ドウェイン・ジョンソン)になりたい」と熱い思いを持ってプロレス界に足を踏み入れた。 12月28日の両国国技館大会でプロレスラーデビューが決まった桜庭は、今大会でファンに挨拶すべくリングに登場。筋肉のラインが見えるかのようなパツパツに盛り上がったスーツ姿に場内からどよめき混じりの歓声が上がる。 桜庭はロック様への愛を語り「僕は元々彼をキッカケにプロレスを見始め、そしてまさか自分がリングの上に立つ日が来るとは夢にも思っていなかったです。本当に光栄です。大好きなロック様を目指して、お芝居でもプロレスラーとしてもスーパースターになってやりたいと思います。日本のロック様に僕はなりますので応援の程、よろしくお願いします!」と爽やかな表情と口調で挨拶。 そこへ、DDTで暴れまわる悪逆非道のヒールユニット【DAMNATION T.A】の面々がリングへ登場。首魁たる佐々木大輔が「桜庭ちゃんよぉ?俺には見える。キミの才能。キミのその悪党の才能を俺たちと一緒に開花させようじゃないか」と桜場に握手を求める。 今林久弥GMがすっ飛んできて佐々木らを追い払おうとするが、桜庭はこれを制すと佐々木と握手。場内から困惑の声が上がる中、桜庭はさっさとリングを後に。 その足でバックステージに現れた桜庭は「ありきたりなことやってもつまんねーだろォ?日本のロック様?いいや、ロック様を超えてやるよッ!やってやるぞオラッ!」と先程までに見せていた様子とは一転した邪悪な表情と声で語った。
2.5次元舞台俳優は、ルックスや肉体美、人前に立って“ファンに求められるキャラクター像”を表現する力を持っていなければ務まらない。ただ強いだけではトップに立てない現代プロレス界に於いて、2.5次元舞台俳優はスターになる性質をすべて兼ね備えているという見方も出来る。 鳴り物入りでプロレス界へ足を踏み入れ、年末の両国国技館という超ビッグマッチでヒールとしてデビュー戦という高い高いハードルが置かれてしまった桜庭。その身の程を知り口を閉じることになるのか、それともDDTファンが桜庭様の妙技に酔いしれることになるのか。何百万もの桜庭様のファンが詰めかけると思われる両国国技館大会に期待が集まる。