ずぼらな自分を補うために、家電を改造!ブっ飛んだ天才女子高生が繰り出す家電改造品がおもしろい!【漫画家に聞く】
天才女子高生の出水川もなかは、家電を便利道具に改造する。例えば、炊飯器を頭からかぶれば数秒で寝癖が直せたり、数時間だけポジティブになれるニット帽子など、誰もが欲しいと思う物を創り出してしまう。そんな発明品は、うまく使えばとても便利。しかし、使い方によってはとても危険をはらんでいてーー。私利私欲のままに物事を動かそうと家族たちが巻き起こすギャグ漫画、ふくたいさお(@fukuta_isao)さんの「りもで・りんぐ」を紹介する。 【漫画】本編を読む「発明品をどう使う?」 奇想天外な家電改造で、遅刻しない時計を発明したり、意中の人を好きにさせようとしたりーー。倫理観をまるっと無視した発明コメディは、現在COMIC MeDuで大人気連載中であり、待望の第2巻も発売中。今回はそんな出水川家のドタバタコメディを生み出した、作者のふくたいさおさんに本作の制作秘話を伺った。 ■「寝ぐせ直し機」や「持ち物セッティングマシーン」家電改造品を駆使して毎日ギリギリ遅刻なし! 遅刻ギリギリに起きても大丈夫!炊飯器を頭からかぶれば、ものの数秒で寝癖が直る。さらに、ブラウン管を改造した「持ち物セッティングマシーン」を使えば、曜日に必要な持ち物がセットになって出てくる。出水川もなかの発明した家電改造品は、実在すればとても便利だが、中には人の心を操作できたりと、危険なものもあった。 家電を使って発明する改造家電SF。ありそうであり得ない展開が、とてもおもしろい。本作を発明したきっかけについて、ふくたいさおさんは「子どもの頃からドラえもんが大好きで、『自分だったら、ドラえもんのひみつ道具をもっと私利私欲のために使うのに』という妄想ばかりしていました。でも、ひみつ道具を使った妄想をしたことある人って世の中にきっと、きっとたくさんいると思うんです。だから『ひみつ道具を私利私欲のために使う漫画を描けば、たくさんの人に共感してもらえるかも!』と思い、描き始めました」と話す。 また漫画制作については「毎話たのしく描いてます。世の中に、きっとたくさんいる『ひみつ道具で妄想をしたことがある人』のアンテナにひっかかるといいなと思いながら描きました」と語る。 奇想天外な発明品を作り出す、どこか抜けてる天才主人公。それに巻き込まれる家族のキャラクターもまたおもしろい。次はどんな発明品が出てくるのか、ついつい読みたくなる作品である。まだ読んだことのない人は、ぜひ一読を。 取材協力:ふくたいさお、COMIC MeDu編集部