【2025年もJDMはアツい予感】 SEMA SHOW 2024に出展されたとっておきのJDM 10選
7. 三菱デリカスターワゴン
デリカスターワゴンは、パジェロと同レベルの悪路走破性に優れた4×4の機能を持ちながらワンボックスとしての利便性を兼ね備えていることで、その後の『スペースギア』、現行モデルの『D:5』に至るまで唯一無二の『4×4ミニバン』として世界的に根強い人気がある。 とくに、北米ではコロナ禍をきっかけに『オーバーランディング』という遊び(4×4で移動、野営をしながら大自然と戯れる)が大流行中。SEMA SHOWでも近年はオーバーランドを意識した仕様のごついキャンピングカーや野営道具をたくさん積んだSUVのカスタム出展が目立っている。 このデリカスターワゴンもトラック&オフロード車カテゴリーの出展でカリフォルニア・オーバーンの『CUSTOM FN CUSTOMS』が本格的なオーバーランド仕様に仕上げている。世界に類をみない日本独自のコンセプトを持つクルマが多いことも、JDMが高く評価される大きな理由である。
8. マツダRX-7 FD
マツダが1978年に世に送り出したRX-7は今もなお高い人気を誇るロータリースポーツだが、その中でも1991年に登場した最終世代となる『FD3S』は、漫画やアニメ、ゲーム作品の影響で国内外問わず熱狂的なファンが多い。 今回のSEMA SHOWで見つけたこの一台は、ロサンゼルスのカーコミュニティ『playedout』に所属する『K2』氏が手がけた。 ベースは1992年型のFD3Sだが、以前は赤みがかったグレーの外装色だったのを、今回の出展のためにINOZETEKの『フローズン・サテン・ホワイト』ラッピングフィルムを施工、ホワイトのWORK マイスターSP1と合わせて真っ白なエクステリアを完成させた。スポイラーはこれのために作られたワンオフ品となり、3Dスキャンを用いて完璧な密着を実現したとのこと。
9. ホンダ・インテグラ
2022年に北米向け『アキュラ』ブランドから車名が復活したことでも話題となったホンダの『インテグラ』は、数ある世代の中でも3代目モデルがもっとも高い人気を誇る。 今回、ホンダのECUチューニングを手がける『HONDATA』は2001年型インテグラGSRをベースに、2018年型シビックSiに搭載されているL15B7型1.5L直列4気筒ターボエンジンを換装した一台を出展した。 90年代のホンダ車といえば、ハイパフォーマンスモデル『タイプR』に搭載された『B18C』などのB型エンジンがお馴染みだ。 だが、これはホンダの今の主力エンジンであるL型エンジンをJDIの換装用ハーネスを用いて換装、それをHONDATAのFlashProで制御することで、昔ながらのカッコ良さと現代のパフォーマンスを両立させたのだ。最高出力は270hp、最大トルクは270Nmを誇る仕様となる。