“効率厨”は不幸?仕事の効率ばかり意識する人が知らない「本当のタスク管理術」とは
限られた人生の中で、「やりたくないこと」に費やす時間はありません。やりたくないことは可能な限り避け、自動化するか他者に委託することを推奨します。 ● ウェルスクで作成する計画書 必要な時間は1日15分だけ ウェルスクでは6つの計画書を作成し、それに基づいて行動します。 ・人生の目的やゴール、ビジョンを記した「人生計画書」 ・アイデアや実現したいことを書き出した「やりたいことリスト」 ・やりたいことに期限を設定した「人生アクションリスト」 ・週ごとのアクションを整理した「週次アクションリスト」 ・日々のアクションを整理した「日次アクションリスト」 ・達成したことと学んだことを記録する「達成・学びリスト」 これらの計画書を支える周期的な活動として、5つの活動を実施します。 ・人生計画書を作る「人生デザイン」 ・人生アクションリストを作る「人生アクションデザイン」 ・週次アクションリストを作る「週次アクションデザイン」 ・日次アクションリストを作る「日次アクションデザイン」 ・達成・学びリストを作る「週次振り返り」 毎日行うことは、1日15分で実践する「日次アクションデザイン」だけです。 ウェルスクを簡単に実践するために、無料で誰でも簡単に使える管理ツール「Notion」を活用します。このツールを使えば、アクションの管理が効率的に行えます。 まとめ 仕事における生産性向上や効率化は、あくまでも「手段」であり、その先には心身ともに豊かで幸福な状態、すなわちウェルビーイングがあるべきです。タスク管理を突き詰めることは、人生そのものの時間配分を見直し、自分が本当に望む「やりたいこと」へと行動を導く行為に他なりません。PERMAの概念が示すように、持続的な幸福はポジティブな感情や良好な人間関係、意義や達成感を満たすことで高まり、過去の経験ですら肯定的に捉え直せるようになります。“効率厨”と揶揄されるほど生産性を追求するのではなく、ウェルビーイングスクラム(ウェルスク)を活用して、限りある時間をより意味ある形で使い、仕事とプライベートの双方で「本当の充実」を実現しましょう。
北村拓也