道路で見かける「除雪車」を運転しているのは公務員?早朝から大変そうですが、給料は高いのでしょうか?
雪が多く降る地域に住んでいる人や、その地域を訪ねたことがある人は、除雪車を見たことがあるかもしれません。除雪車は道路などから積もった雪を取り除き、交通を容易にするという大切な役割を果たしています。 ところで、除雪車を運転している人が一体誰なのか、疑問に思ったことがあるかもしれません。公共の道路で働いているので、公務員が作業していると考える人は少なくないでしょう。 本記事では、除雪車を運転している人たちについて解説します。運転手の所属や必要資格、待遇などに興味がある人は参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
道路で除雪車を運転しているのは公務員?
除雪車を運転している人は「除雪オペレーター」や「除雪臨時運転手」などと呼ばれることがあります。 除雪オペレーターは、必ずしも公務員というわけではないようです。除雪オペレーターの募集広告を見ると、地元の自治体が「期間限定の会計年度任用職員」や「業務委託契約」として人材を募集しているケースがあります。 例えばある自治体では、令和6年12月1日から令和7年3月31日の期間中、除雪作業を業務委託できる人材を募集しています。募集要項を見ると、公務員試験に合格していることは条件として記載されていません。 このように公務員でなくても除雪オペレーターとして働くことは可能なようです。あくまで自治体の「臨時職員」として雇われただけの人が従事している場合もあります。
自治体からの委託事業者職員である場合もある
自治体からの直接雇用ではなく、自治体が民間事業者に委託して除雪作業をすることも少なくありません。 資格を持つ除雪オペレーターを確保できる事業者と、除排雪作業委託契約を締結している自治体もあるようです。 委託を受けた事業所で働く除雪オペレーターは、自治体が求める除雪作業に従事します。 以上の点から、道路で除雪しているオペレーターは一般的に、自治体が雇用・業務委託契約した人、もしくは自治体からの委託を受けた民間事業者の職員と考えられます。 ただし、「自治体で働いている公務員が除雪オペレーターの資格を有していて、除雪作業を業務として行っている」という例外的なケースもあるかもしれません。