「前を歩く人を追い越せない」「急な予定変更も仕方ない」好奇心旺盛だけど傷つきやすい<HSS型HSP=かくれ繊細さん>の特徴とは?
◆かくれ繊細さんが見逃さないこと それに、おちおち「**で疲れた」などという話も人にできません。 なぜって、相手の反応に疲れるからです。 相手が自分の疲れ方に呆れているのではないかと考えて、また疲れるのです。 だから、そんなふうに呆れる人の態度を、かくれ繊細さんはとてもよく知っています。 人が呆れた時、顔の角度が少し上がります。 目は笑っているのに、目線は冷たくなります。目線の温度が下がるというのでしょうか。呼吸のペースも変わり、少しためらったような、困ったような表情や間合いが生まれることもあります。 こうした、非常に微妙な相手の反応を、かくれ繊細さんは見逃しません。 なぜなら、かくれ繊細さんは相手の反応を見ることで、周囲との調和を図り、自分を周りに馴染ませながら生き延びてきた人たちだからです。 とても疲れながら、人とコミュニケーションをとっているのです。
◆疲れが解消しづらい理由 かくれ繊細さんには、自分がどう疲れているのかを話せる相手がほぼいないことも、疲れを解消しづらい理由と考えられます。 人が疲れを解消するには、感じた疲れをそのまま、ありのままに誰かに受け入れてもらわなければなりません。 風邪は、誰かにうつすと治ると言います。俗説だと思いますが、イメージとしてはそれと同じです。そのままの形、そのままの大きさ、そのままのニュアンスで、疲れを誰かに渡し、受け取ってもらうことができると、疲れはなくなります。 ですが、かくれ繊細さんが疲れをなくせないのは、この「ありのままを受け取ってもらう」相手がいないからとも考えられます。 なにしろ、人口比率が低い(6~8%と言われています)。 そして、人に伝えて呆れられるという経験から、自分の疲れについて、そのまま話すことができなくなってしまっています。呆れられるのが恐ろしいんです。 それで、疲れを解消するために自分であれこれ方法を探してこられたかと思います。
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