子どもの遊びに必要な「無意味性」と「主体性」 --目的がないからこそ身に付く能力
窪田:遊びによって得られるものとは? 為末:最近では、学力テストで数値化されるような「認知能力」に対して、忍耐性や協調性、コミュニケーション力といった「非認知能力」が注目されていますが、それを伸ばせるのが遊びなんです。 勉強やスポーツが短期的な目標を達成するためのプロジェクトだとすると、遊びは長期的なプロジェクトだと思います。 窪田:非認知能力は、これからの時代に必要な力だといわれていますよね。次回でも引き続き、遊びによって子どもが得られるものについて聞かせてください。
(構成:安藤梢)
窪田 良 :医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO/為末 大 :元陸上選手