【漫画】性被害をはじめ自分を守るため「NO(嫌)を言える」大人に 幼児期からの練習が重要
「NO(嫌)を言える、受け入れられる人間に育つために」 漫画家・イラストレーターのフクチマミさん(@fukuchi_mami)がX(旧Twitter)にて紹介された漫画の内容に、多くの方からの共感の声が集まっています。 【漫画】「NO(嫌)を言える、受け入れられる人間に育つために」全編を読む 漫画はとある母親の話からはじまります。散らかっている息子さんの部屋を掃除したお母さん。洗濯物やゴミを回収し、机に散らばっていたプリント類も整理してあげたのに、後で息子さんから「勝手にやらないで」と怒られてしまいました。 子どものためを思ってしたことなのに――と不満を漏らす母親。 ですが、息子さんが「NO」を示すこと。それ自体は決して悪いことではないといいます。 今回投稿された漫画は、教育者である村瀬幸浩氏とフクチさんの共著『おうち性教育はじめます 思春期と家族編』のなかの一項、「人との距離を学ぶ/『NO』を伝え、受け入れる」から引用されたもの。 そのタイトルの通り、子育てのなかで子どもが「NO」を伝え合うことの大切さについて書かれています。 日本では、嫌だといったり反対意見を言いづらい風潮があります。ですが、NOの感情を出さずに抱え込んだままにしていると、自分を守るセンサーがはたらかなくなってしまうといいます。 そもそも、「NO(嫌)」は、自分がされたくないことや不快なことに対する意思表示。さらに性犯罪やハラスメントの被害者にならないようにするためにも、とても重要なことです。特に、これからの社会では重要なスキルといえるでしょう。 逆に、相手から「NO」と言われた時に、それを受け入れることも同じく大切なことです。 そのため、子どものうちから、家庭などで「NO」を伝えたり受け入れたりする、「練習」が必要になるといいます。 ただし、親側も子どもの「NO」をただすべて聞くだけになってしまうのはよくありません。漫画では、子どもが「NO」を示してきた時の親側の対応のポイントについても解説されていました。