絶景の宿泊体験! スノーピークのモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」お手軽プラン・女子旅レポート
地域や文化に根ざした造形として評価されている東京オリンピックの新国立競技場。日本を代表する建築家・隈研吾氏のデザインである。 ■【画像】世界的建築家のアイデアがいたるところに!「住箱」が一般的なトレーラーハウスと異なる点 隈研吾建築の魅力は、自然との調和を大切にしている点。木材や石などの自然素材を多く用い、周囲の環境に溶け込むようなデザインを追求している。また「小さな建築」という概念に基づき、巨大で威圧的ではなく、軽やかで柔らかな空間を作り出す。自然との共生を目指し、環境に配慮した建築も大きな特徴である。 筆者は以前から隈氏の生み出す建築が好きで、東京近郊を中心に実際に現地に赴き見学している。「いつか宿泊してみたい!」と考えていたが、予定が合わず宿泊できずにいた。 しかし、アウトドアブランドSnow Peak(以下、スノーピーク)のキャンプ場を調べていたところ、隈氏とスノーピークが共同開発したトレーラーハウスに、食事のない素泊まりのプランだとお手軽に泊まれるのを発見し、実際に宿泊してきた。
■新潟県「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」
都心から、女性4人で向かったのは、新潟県三条市のスノーピーク本社隣接のキャンプ場「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」。施設には寝具が用意されており、手持ちの荷物はあまり多くないため、東京から燕三条駅までは新幹線、燕三条駅からはレンタカーで移動することにした。 訪問日が平日だったこともあるが、広大な敷地を誇るキャンプ場で、伸び伸び自然を満喫できるフィールドであった。
■憧れの建築家・隈研吾が設計したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」
チェックインを済ませ、さっそく本日宿泊する「住箱-JYUBAKO-」(以下、住箱)へ。コンパクトなサイズ感と、少し無機質な明るめなグレーの色合い。ハウスを構成する複数のパネルが外に飛び出し窓になっている、独特かつスタイリッシュな外観が印象的だった。 ●屋外施設ならではの配慮! 入口ドア上にも一工夫 建物に近づくと入口に続く階段が。入口の上には窓と同じようにパネルが飛び出し、屋根のようになっている。この入口上のパネルが、雨の時に外へ出て傘を開くのにとても便利で、気が利いていた。 ●自然光が入って心地よい室内 中へ入り、4人で「オシャレ!」「明るい!」「カッコいい!」「暑い!」と各々の感想が飛び出し、みんなのテンションが上がった。 室内にはスノーピークの椅子、テーブルがセットされている。奥にはダブルベッドがセットされており、2人であればそのまま宿泊できそうだ。エアコンも完備されている。 これまで宿泊してきたロッジやトレーラーハウスと比較しても室内が明るくキレイなため、虫やホコリ、カビといった心配もなく、女性だけでも安心な設備であると感じた。