いきなり登場「mixi2」に賛否両論、伝説のSNSが復権を目指すなら“最良の立ち位置”とは?
そのmixiが、突如なんの前触れもなく(少なくとも多くの人にとっては寝耳に水だった)、「mixi2」として復活した。こちらでもあちらでも、「mixi2にアカウントを作りました!」という中年たちの嬉々とした報告が聞かれる。 さて、新生mixiは令和のこの時代に受け入れられるのであろうか。 なお簡単に説明しておくと、かつてのmixiは自身のプロフィールや日記ページをメインとしていたが、mixi2はタイムラインにフォローした人の投稿が流れていくXやFacebookに近いスタイルである。 ● ゆるくていい?新鮮味がない? mixi2への賛否両論 筆者もかつて今より若かった頃にmixiに親しんだ中年であり、mixi2と聞いてほのかに心が踊るところがあった。友人からの招待に応じて早速参戦してみた……までは良かったのだが、残念ながらすぐに「これは、イマイチ……」という感触を持った。 X(旧ツイッター)は、イーロン・マスクの勝手気ままに見える運営方針などさまざまな問題を抱えつつも、いまだに確固たる地位を築いてる。Xに嫌気がさした人たちはBlueskyやThreadsなどに徐々に移行してはいるものの、Xほどの影響力を持つSNSはまだ現れていない。 日本人からすると国産SNSであるmixiにぜひとも期待したいところなのだが、しかし……というところだ。 とはいえ、筆者の個人的見解はいったん脇に置き、mixi2に期待する声をまず紹介したい。 ・殺伐としたXに代わる「ゆるくて安全なSNS」を求める声 これは、特にここ1年ほどで顕著だ。Xでは過激な主張であればあるほどバズる傾向に拍車がかかっており、収益化とも相まってバズ目的の言説が増えた。デマや誹謗中傷も日常茶飯事で飛び交っている。「インプレゾンビ」や意味不明な広告枠の存在、トレンドワードをクリックしたらいきなり無修正のポルノ動画が表示されたというような報告も相次いでいる。