いきなり登場「mixi2」に賛否両論、伝説のSNSが復権を目指すなら“最良の立ち位置”とは?
● Facebookと同じく 「おじ」「おば」の憩いの場に? あれから8年たち、確かにFacebookはおじさんおばさんばかりという印象がある(筆者もよく使っている)。インスタは老いも若きも棲み分けしつつ共存している印象だが、mixi2はというと、これもテキストベースのSNSであるという理由から、どちらかというとFacebookに近い状況になるのではないかと予想する。 若者を意識しなくていいというのは中高年にとっても楽なところがあり、mixi2がおじおばの楽園になる可能性はある。 ・コミュニティでの反応が楽しい これは開始早々からアクティブに使用しているユーザーの感想だが、コミュニティ(趣味が同じ人同士で集まるグループ)への投稿に反応が多くあるという。 mixi2らしいなと感じたのが「本棚の写真しか流れてこないコミュ」というコミュニティで、ここでは参加者が自宅の本棚の写真をアップしている。インドアな趣味の筆頭である本好きが集まれるとともに、少しの自尊心や自慢心を満たせるコミュニティであり、眺めているとかつてのmixiの雰囲気を思い出すことができた。 Threadsが始まった頃、インスタがベースであるだけに「陽キャ」が多いと言われていたが、mixi2はThreadsよりも内省的な性格のユーザーが多いように感じるが、どうだろう。 一方、ネガティブな反応としては次のようなものがあった。 ・リアクションボタンがダサい mixi2の特徴として、Xの「いいね」にあたるようなリアクションボタンが豊富であることが挙げられる。日本語の丸文字で「ありがと」「うれしい」はもちろん、「わかりみ」「学び」「しんどい」「そうそれ」など各種取り揃えられている。「すご」と「すごい!」、「よき」と「よすぎる」、「わかりみ」と「わかる」がどちらも揃っているあたりにこだわりを感じる。 SNSにおいてリアクションの多様さを求める声は以前からあり、それに応えたものであろうし、実際使い勝手はいい。ただし、このフォントデザインが、そこはかとなくダサいのである。