阪神・近本、〝金ピカ好守〟魅せる「流れ変えるプレーを」 全身ゴールデン後輩・辰己に負けられん!
「第53回三井ゴールデン・グラブ(GG)賞」の表彰式が28日、東京都内のホテルで行われ、セ・リーグ外野手部門で4年連続4度目の受賞を果たした阪神・近本光司外野手(30)が出席した。ド派手な姿で登場した兵庫・社高の2学年後輩、楽天・辰己涼介外野手(27)には絶句しつつも、輝かしさに負けない印象的なプレーを「一つでも多くやっていきたい」と意欲を示した。 プロ野球を好守で彩った名手たちが一堂に会する。近本はタテジマでただ一人、フラッシュを浴びた。4年連続のGG賞。伝説への過程をまた一歩進み、顔をほころばせた。 「本当に光栄なことだし、継続して取れているというのは、けがなくやれている(ということ)。すごくうれしいです」 式典で〝主役〟になったのは26日の「NPB AWARDS 2024」でもコスプレ3変化などで話題をさらった楽天・辰己。GG賞表彰式でも肌まで金色に塗った全身ゴールデンのいで立ちで登場し、会場を沸かせた。近本にとっては社高の2学年後輩にあたる。辰己が言うには近本は絶句していたという。 プロ6年目を迎えた近本は今季も中堅手としてプレー。中日・岡林と並ぶリーグ外野手最多タイの6補殺を記録するなどし、記者投票では広島・秋山(211票)、岡林(190票)に次いで3番目に多い187票を集めた。守備の勲章を手にするのはこれで4度目。球団外野手の4年連続は同じ中堅手だった赤星憲広以来となり「ずっとあこがれている選手だった。並ぶことができて光栄」と誇った。 ただ、満足するようすはみられない。昨年は10割を達成した守備率が今季は・987で、「印象深いプレーとかはあまり思い出せない」というのが本音だった。そこで来季の自らに求める一つがインパクトあるプレー。記者投票によって選出される特性がある同賞を受賞するうえでも「大事なのかな」と話すが、それ以上ににじんだのがチーム第一の姿勢だ。 「プレー一つで球場の流れだったり相手の流れだったりは変わるので、そういった(印象に残る)プレーは一つでも多くやっていきたい」