FC東京が約50時間かけて広島のスタジアム到着 サポーター安堵「安全やコンディション第一で」「払い戻しはできないのかな」批判的な声も
◆明治安田J1第29節・広島―FC東京(31日、エディオンピースウイング広島) FC東京がアウェーのスタジアムに到着し、クラブの公式Xがその様子を公開した。 ■最初の出発から約50時間…スタジアムに着いたFC東京の選手たち【動画】 公式Xによると、チームは台風10号の影響を考慮し、29日昼すぎに新幹線で広島に向かったが、大雨による運転見合わせによって急きょ静岡県内に宿泊。「選手のコンディションが低下しはじめており、静岡県内で急きょ宿泊することとなりました」と投稿した。 さらに静岡県内の宿舎からバスで東京都内へ戻ったことを30日午後11時22分に投稿。「長時間待機したのち、終日かけてバスにて東京都内まで戻る形となりました」とした。 こうした現状を踏まえ、「移動における安全面、選手の健康に関する懸念等を踏まえ、開催の是非について協議を行いましたが、現時点では開催との判断となっています」とも綴った。 広島はクラブの公式Xで31日午前10時31分にFC東京戦の開催決定を投稿。「試合成立のためにご努力頂いた選手、スタッフの皆様に心より感謝いたします」とFC東京に感謝の意を伝えた。同日正午すぎにはFC東京の公式Xが「先程チームは広島市内のホテルに到着しました」と試合当日に広島に入ったことを伝えた。 アウェーゲームに臨むJリーグのチームは一般的にコンディション面と不測の事態に備える目的で試合前日に敵地入りする。 サポーターからは「無事について一安心」「この報告のお陰でやっと安心できた…お疲れ様でした」と安堵のコメントがある一方、一連の両クラブの投稿には「余りに過酷すぎます」「安全やコンディション第一で」「東京サポは移動もままならないだろうし、なんとかアウェー側だけでも希望者に払い戻しできないのかな」と運営に批判的な声もあった。
西日本新聞社