オーストラリア代表は次の中国戦でも勝てなければ危険? 最終予選で早くも追い詰められた「次の試合は非常に重要なものとなる」
10月には日本とのゲームも控えている
2022年のワールドカップ・カタール大会では、2006年大会以来となるベスト16入りを果たすなど希望の光が見えていたオーストラリア代表。 しかし、そんな良いムードは消えつつある。今月より始まった2026ワールドカップ・アジア最終予選にて、オーストラリアは初戦でバーレーンに0-1で敗北。続くインドネシア戦もスコアレスドローに終わり、グループCの5位に位置している。この2試合で無得点というのも後味が悪い。 次なる戦いは10月に予定されており、まずは10日にホームで中国戦だ。英『Daily Mail』は、この中国戦でも白星を逃した場合は監督のグラハム・アーノルドの立場が苦しいものになるかもしれないと取り上げている。 何より来月のオーストラリアは、中国戦の5日後に埼玉での日本戦を控えている。日本は最終予選2試合で12ゴール0失点と圧巻の強さを見せており、今の日本から勝ち点を奪うのは困難だろう。それもオーストラリアにとって来月のゲームは完全アウェイだ。中国戦で勝ち点3を逃し、日本戦にも敗れたとなれば、これは緊急事態である。 オーストラリアサッカー連盟のジェイムズ・ジョンソンCEOは、監督のアーノルドを適切にサポートしていきたいと冷静に語る。 「最初の2試合の結果に失望しているが、パニックにはなっていない。我々の望む順位ではないがね。今の我々は冷静で落ち着いた統率を必要としている。中国戦へ監督とチームを適切にサポートしていかなければならない。次の試合は非常に重要なものとなる」 バーレーンとインドネシアは、オーストラリアにとっては格下のはずだった。ここでの勝ち点を計算していたはずで、プランは開始早々狂ってしまった。中国戦はもちろん、アウェイでの日本戦でも勝利を狙ってくるだろう。いきなり崖っぷちだが、オーストラリアは意地を見せられるか。
構成/ザ・ワールド編集部