渋幕、市川、栄東はどうなる?最終予想「首都圏中学入試2025」1月入試は開智と昭和学院のグループ校に勢い【男子受験生編1】
● 高倍率が並ぶ千葉後半入試 26日は、Dランクの専修大学松戸[2回]が354人で4.32倍、Eランクの千葉日本大学第一[2期]が160人受験で3.2倍と、後半日程の入試回らしく高倍率ながら受験生を集めている。志望者数は9月に前年並みと1割強減、10月に2割減と微増と逆転するような動きを見せており、25年の予想は困難だ。直前情勢を見て、また検討してみたい。午後の流通経済大学付属柏[3回]は、24年に49人が受けて1.81倍だったが、9月の微増から10月には2割半と伸ばしており、25年は2倍乗せもあり得そうだ。 27日は、Cランクの芝浦工業大学柏[2回]が328人で3.9倍と最も多くの受験生を集めているが、9月の上昇傾向から10月は微減に転じており、25年はほぼ前年並みに落ち着くかもしれない。 28日から先の日程で24年に100人以上の受験生を集めた入試回はない。28日午後には麗澤[3回]がある。Dランクの[AE]は80人で6.67倍(23年 7.08倍)、Eランクの[EE]が92人で4.38倍(23年10.21倍)と高倍率が常態化している。志望者数を見る限り、9月はAEが2割弱増でEEがほぼ半減、10月はAEが3割減でEEが2割強減となっており、25年はAEが5倍台、EEが4倍割れもあり得そうだ。 次回の「最終予想」では、「1月入試女子受験生編」をお送りする。 なお、これまで四模試から動向を見てきた首都圏の学校と入試の各記事については、以下のリンクをご参照いただきたい。 ■四模試から2025年度の動向を見る「首都圏の学校」記事のまとめ 首都圏男子校/首都圏女子校1(難関・上位・中堅校)/首都圏女子校2(神奈川・千葉)/首都圏女子校3(中堅・中位校)/埼玉共学校/千葉・茨城共学校/神奈川共学校/東京共学校1(23区東部・北部)/東京共学校2(23区西部・南部)/東京共学校3(多摩地区)
ダイヤモンド社教育情報/森上教育研究所