Google以外で!実は「しっかり使える」代替検索エンジン5つ
2. Kagi
特徴 「Kagi」は、広告が一切表示されない、有料の検索エンジンです。 サブスクリプションモデルであるため、理論上は、開発者側が広告を入れて検索結果を「水増し」しようという誘惑にかられることなく、質の高い検索結果が表示されるはずです。 カナダ人ジャーナリストでクリエイティブ・コモンズの普及推進に取り組むコリイ・ドクトロウ氏や、「404 Media」のジェイソン・ケブラー氏などから称賛されている検索エンジンですから、なかなか良い製品といえるのではないでしょうか。 メリット 多くの人に支持されているのが、二度と表示されてほしくない「嫌いなURL」にマッチする検索結果をブロックできる機能です。 くだらない内容ばかりだと思っているサイトがある人にとっては、とてもありがたい機能でしょう。Podcastを検索できるツールも、ほかの検索エンジンでは見られません。 デメリット 大きな欠点は、有料である点。一番安いプランは月額5ドルで、検索は300回までという制限があります。検索無制限プランは月額10ドルです。検索回数の上限が100回という無料版もあるので、自分で試してみて、お金を払う価値があるかどうか判断してください。 同社を巡っては、注目すべきちょっとした論争があるので、紹介しておきましょう。おもに同社の運営方法に関する問題なのですが、Kagiは外部から資金援助を受けずに自力で起業したと自慢していながら、そのあとに200万ドルの投資を受けていました。さらに、Kagiの最高経営責任者(CEO)は、自社に対する批判にいちいち反応するうっとうしいタイプです。 それはさておき、検索エンジンそのものはとてもうまく機能しているようなので、有料でもかまわないという人は、ぜひお試しください。
3. Brave
特徴 「Brave Search」は、「Braveブラウザ」開発チームによる検索エンジンです。Braveブラウザは、デフォルトで広告をブロックしてくれることで知られています。 Brave Searchは、検索インデックスを独自にゼロから構築したという点で、DuckDuckGoと一線を画しています(DuckDuckGoは、独自の検索インデックスと、Bingなど多数の企業の検索データを組み合わせています)。 メリット Braveには、「Goggle」という機能があります。カスタムフィルタを使い、トピックや政治的信条などに基づいてウェブサイトをランク付けし、格上げしたり格下げしたりできる機能です。 私としては、こうした機能は、単純化しすぎているところがあると感じました(ウェブサイトは一様というわけでないため)。 けれども、どのGoggleであれ、コードを読んで何が考慮されているか、中身を確認することができるので、少なくとも透明であることは確かです。 BraveにはAIエンジンも搭載されていますが、使用については同意する必要があります。 検索クエリ入力後に「↑」を押すと、特定の検索についてAIエンジン機能をオンにすることができます。 デメリット 個人的な意見ですが、Braveのいちばんの欠点は、地図機能がないことです。 Braveの評判はまずまずですが、CEOは何かと人騒がせです。同社はまた、著作権で保護されているデータをAIトレーニング用に販売したと非難されているので、その点も含めて検討してください。