大阪の百貨店など「緊急事態宣言」延長の対応は
4月25日の緊急事態宣言発令以来、大阪府内の各百貨店では府の休業要請に伴い臨時休業が続き、その多くは期間を今月11日までと発表していたが、緊急事態宣言の延長に伴い、各社12日からは現在の食料品のみの営業に加え、婦人洋品売り場の営業を行うなどの対応を発表した。 【図表】大阪府の休止を要請する施設(床面積1000平方メートル超の施設)
近鉄百貨店は「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市阿倍野区)と上本町店(同天王寺区)は12日以降も臨時休業を行う。しかし、営業する売り場は食料品のほか、化粧品・一部婦人洋品雑貨売場などに拡大。営業時間を1時間延ばし、午後8時までにすると発表した。 高島屋は「大阪店」(同中央区)、「堺店」(堺市堺区)、「泉北店」(堺市南区)の3店舗で12日以降も臨時休業を継続。しかし、こちらも12日からは営業する売り場を食料品のほか、化粧品や婦人雑貨に拡大するとしている。営業時間は午前10時から午後7時までとなる。 阪急阪神百貨店も12日以降も臨時休業を継続する。「阪急うめだ本店」「阪神梅田本店」(いずれも同北区)では宣言期間中は食料品売場のみ営業を行っていたが、12日からは化粧品、婦人服飾雑貨(一部売場を除く)も営業を行うとしている。営業時間は平日が午前11時から午後7時、土・日曜は午前11時から午後6時となる。