大阪 USJや通天閣など「緊急事態宣言」延長の対応は
新型コロナウイルスの感染急拡大などを受け、4月25日から大阪府など4都府県に発令されていた「緊急事態宣言」は、12日から31日まで延長され、対象地域も愛知県、福岡県が追加され6都府県となった。このうち大阪府では、引き続き人流を抑えるためテーマパークや観光施設、大型商業施設などに休業要請を行っており、関係各所は宣言延長周知などの対応に追われた。 【拡大画像】大阪府の休止を要請する施設(床面積1000平方メートル超の施設)
大阪府では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)が「府内テーマパークへの実質的な休業要請が継続しているため引き続き臨時休業する」と発表。ひらかたパーク(大阪府枚方市)も「臨時休園期間を延長する」と発表した。
海遊館(大阪市港区)、ニフレル(大阪府吹田市)は臨時休館を継続すると発表。営業再開日についてはともに「今後の状況を注視しつつ決定する」としている。天王寺動物園(同天王寺区)も休園を継続する。
通天閣(大阪市浪速区)も臨時休業を継続するが、地下わくわくランドは営業を継続し、コロナ禍で行き場を失った各観光施設の土産物菓子を半額などで販売する「御土産救済セール2021」などを引き続き行う。大阪城天守閣も臨時休館を継続する。
吉本興業は、なんばグランド花月、よしもと漫才劇場、森ノ宮よしもと漫才劇場(いずれも同中央区)の公演を中止または無観客での有料オンライン配信を行うと発表している。
国立文楽劇場(同)も「大阪府の要請をふまえ、当面の間、中止します」と発表。再開については決定次第、ホームページでお知らせするとしている。 天満天神繁昌亭(同北区)は「5月31日まで休館を継続します。期間中は引き続き、無観客による有料ライブ配信も実施いたしません。チケット窓口も閉鎖いたします」と発表している。
プラネタリウムなどが設置されている大阪市立科学館は、今月31日まで臨時休館し、6月1日から同3日まで「メンテナンスのため休館する」と発表した。