健康診断で「メタボ」と診断されました。メタボだと医療費が「9万円」高くなるらしいです…改善策を教えてください
生活習慣が関係して、健康診断でメタボリックシンドローム(以下メタボ)の診断を受ける人がいるかもしれません。実際に診断を受けた人の中には、メタボの状態が続くことで家計に影響するか気になる人もいるでしょう。 今回はメタボの状態が家計に及ぼす影響をご紹介します。あわせて、メタボの改善方法についてもまとめました。
メタボの状態が続くと家計に影響を与える?
メタボの状態が続いてしまうと、医療費の増加などの影響により、家計への負担が重くなる可能性があります。 厚生労働省の調査によると、メタボに該当する人の医療費は非該当者に比べて、約9万円高いという結果が発表されているようです。なお男女年齢別の年間平均医療費について、該当者と非該当者の差額は、以下のとおりです。
※厚生労働省「医療費等と疾病の関係をみる」を基に筆者作成 上記の表を見ても分かるとおり、男女で比較すると女性の医療費に差額が生じやすいことが分かります。また、年齢も若い世代の方が差額が大きくなる傾向にあるといえるでしょう。
メタボの状態を改善するにはどうすればいい?
メタボの状態を改善するには、生活習慣を見直す必要があります。たとえば、普段の生活から以下のようなポイントを意識していけば、メタボの改善につながるでしょう。 ・食生活を見直す ・野菜や果物を食生活に取り入れる ・薄味を心がける ・運動習慣を取り入れる 状態が悪化すると命にかかわる場合もあるため、できるだけ早めに改善しましょう。
医療費以外に家計に影響する可能性がある部分
医療費以外にも、メタボの状態の方は、食費やたばこ代が日常的に家計を圧迫している可能性があります。食べすぎや喫煙習慣はメタボの原因になるともいわれているため、できる範囲で見直すようにしていきましょう。 ◆食費 食生活を改善しない場合、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まる恐れもあります。外食を減らしてメタボに効果のある食材を使って自炊などを行うと食費の節約をできる可能性があるでしょう。 なおかつ医療費の削減効果にも期待できるため、食生活は見直していくといいでしょう。 ◆たばこ代 喫煙習慣は、メタボの原因の一つであると考えられています。なお、喫煙習慣がともなえば、その分たばこ代の負担もかさんでくるでしょう。 仮に500円のたばこを1ヶ月(30日と仮定)毎日購入する場合、月に1万5000円の出費となります。年間にすると18万円にもなるため、健康面のことも考えると喫煙の頻度は減らした方がいいでしょう。 健康保険組合連合会によると、喫煙習慣の有無で約8万円の医療費の差額が出るとされているため、徐々に減らすことを心がけることをおすすめします。