国の4回目接種対象拡大方針は「正しい判断」尾身会長会見7月14日(全文3)
やっぱり国や自治体も一緒に汗をかかないと
GDPへの影響とか仕事のチャンスのあれとか、心理的な負担、これをなんとか感染をある程度抑えながら社会を動かしていくという意味で、みんなが、多くの人がそういう考え方になっていますよね。 これは人間として、それはいろんな理由があって長い間経済が疲弊したということもあるし、もう1つはこの感染症の実態っていうものも少しずつ分かってきたということもあると思いますね。そういう中で人々がなかなか国や自治体の要請に必ずしも、前の、最初の謹慎、これは私はある程度理由があると思います。今言ったような理由で。 従ってやはりこれからの対策は、さっき飲食店の重点、合理性がないと最初のころは分からなかったわけです。このウイルスにどう対処していいか。最初の。ところが今はさっき言ったいろんなもうこれは、アドバイザリーボードで何百回、何百回かな、で、議論して、こういうところで。そういうことが分かってきているので、そういう分かってきていることをベースにした感染対策でなければ、それは一般市民は納得しないと思いますね。それと同時に一般市民にお願いを、マスクというだけでじゃなくて、やっぱり国や自治体も一緒に汗をかかないと、そういう意味で私は、なかなか一般の市民がそうした重点措置をやってほしいとか、そういう気分に、まちを、社会をというのは私は非常によく分かるし、それはもっともなことだと思います。よろしいですかね。 それから、5類うんぬんの話は、実はこのことはわれわれ何度も、専門家の間でも議論をして、今でも議論をしてます。それから最後の一疾病うんぬんというものも、かなりわれわれの間では議論をしております。
2類から5類にいろんなところで少しずつ動いている
そういう中でリアリティーとしては何が今起きてるかというと、実は2類感染症というものが、実態はですよ。法律のあれは、実態は2類感染症から5類に、いろんなところで少しずつ動いてるんです。もう、皆さんはまだ、今までどおり2類でやってると思われるかもしれないけど、個別のいろんな対応がありますよね。報告だとか、経過観察とか。こういうものを1つずつ見ると、徐々に、実態的に、弾力的に、アジャストしてるんですね。従ってこれからも感染状況を見ながら、こうしたことを議論していくということになると思います。 朝日新聞:ありがとうございます。それと3点目、ごめんなさい。換気について、ちょっと細かいところで申し訳ないんですが、8ページなんですけども。この中のマル1のエアロゾル対策の部分で、すいません。本当に細かい部分なんですけども。エアロゾル対策のAの部分で、横方向の一定気流を防止で、丸括弧、扇風機の首振りというふうに書いてあるんですけども、これの意図としては、横方向というか、一定方向の気流がとどまってしまうこと、同じ方向にずっととどまってしまうことを防ぐことが推奨されていて、なのでこの丸括弧の中の首振り、扇風機の首振りであるとか、エアコンのスイングっていうことをしてくださいねっていうことを言いたいのでしょうか。それについてちょっと確認させていただければ。 尾身:はい。これは私が答えるよりは、林先生とか、どなたが今、3人ともおられますか。 司会:いらっしゃいます。はい。 尾身:じゃあ、もうどなたかでも、あるいは3人それぞれにお答えしていただければ。質問は聞こえましたかね。 司会:質問のほうは。 林:はい。ありがとうございます。林から。 司会:じゃあ、林さん、お願いいたします。 林:はい。これは、近距離のエアロゾルによる感染を防ぐために、長時間風下に、感染者の風下にい続けるというリスクを防ぐために首振りをしたり、スイングをして、リスクが集中する状況を防ぐという意図で書かれています。お話しいただいたとおりです。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:ほかの先生、ご発言ございますか。よろしいでしょうか。 柳:柳です。 司会:お願いいたします。 柳:1点補足で、今、林先生、おっしゃるとおりで、前提はまず換気量は確保されているという前提で、今度はリスク分散という考え方です。WHOもそのような考え方であります。以上です。 司会:柳先生、ありがとうございました。ほかにご発言ございますか。よろしいでしょうか。では以上です。 尾身:はい。