国の4回目接種対象拡大方針は「正しい判断」尾身会長会見7月14日(全文3)
効率的な入院の仕方などの案についてどう受け止めるか
TBSテレビ:ありがとうございます。長くてすみません。最後になんですけれども、今回の分科会で提出されたうちの資料の、資料11にあった、大竹先生と小林先生、委員の先生による第7波への対応という中で、高齢者の方が全員入院するのではなく、効率的に、全員入院ではない効率的な入院の仕方であるとか、あとエッセンシャルワーカーの方で無症状の方、対策を取れたら隔離するのではなく仕事ができるように、みたいな案が出されたと思うんですけれども、これについてはどのように受け止めてらっしゃるでしょうか。 尾身:それは今日も大竹先生自身があの紙、出て、それで基本的にはいわゆる大竹ペーパーとわれわれのペーパーでは基本的な考えは一緒ですから、彼らも同意ということで。ただニュアンスとか力点の置き方は多少違いますけど、いずれにしてもこれから先ほどの、普通の疾患として扱うという方向の医療体制というものがどう、【保険機構 01:01:26】、それは今それと関係するわけですよね。入院の基準だとかそういうことも今の足元の第7波の急速な拡大に集中すると同時にやっていくということで、それは矛盾がないと思います。 TBSテレビ:ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。ほかにございますでしょうか。それでは手前の方、お願いします。
行動制限にどこまで効果が期待できるのか
朝日新聞:朝日新聞の市野と申します。ありがとうございます。3点なんですけども、最初2点は尾身先生に、最後1点は換気の話でちょっとお伺いしたいんですけども、2つ最初にお伝えします。1点目は行動制限が。 司会:マイクがちょっと調子悪いみたいなんで、ちょっと替えていただけますか。 朝日新聞:これでいいですか。最初からのほうがいいですか。 司会:そうですね。質問からでお願いします。 朝日新聞:3点ありまして、2点まず尾身先生にお伺いします。1点目、行動制限についてなんですが、行動制限がこれまでも続いていて弱まっている、出しても弱まってしまっている可能性についてどのように考えておられるかという点についてお伺いしたいです。なかなかウィズコロナも進んできて、もし今後行動制限を出すとしても、なかなかお願いベースの部分もありますので、どこまで効果が期待できるのかっていう点についてどのように感じておられるのかっていうのが1点です。 それからもう1点、2点目なんですが、こちらにも書いてあるとおり、コロナを一疾病にということで、5類も含めた考え方ということなんですけども、その具体的なプロセスとして、例えば今、新型コロナが、いわゆる2類とかというよりかは新型インフル等感染症の中でいろいろな入院措置であったりとかオプションが付いた形というか、措置が付いた形になっているかと思うんですが、具体的に今後それを考える中で、いきなり5類というふうにそれが変わっていくのか、あるいは新型インフル等感染症の中で措置がどんどん少なくなっていく、入院措置がなくなったりであるとか全数報告がなくなったりであるとか、そういったことを考えておられるのか、具体的なプロセスについてどのようにイメージされてるのかっていうのが2点目です。よろしくお願いします。 尾身:どうもありがとうございます。行動制限についてだんだん、なかなか国や自治体が言っても、いってみれば聞いてくれる、聞いて、なかなかもらえないというようなことにどう考えるかっていう話ですよね。私はここは2つ話があると思います。1つは、これは一般の市民としてわれわれ、私も一般市民ですので、社会の全体の世界中のことを見たり、この2年半の、いわゆる日本の社会の経済、社会、教育への、この感染を下火にするという目的のためにそちらにもかなりの負担が、ダメージと言ってもいいでしょうけど、そういうのが出てきたというのは、これは事実ですよね。