渡辺雄太が八村塁〝騒動〟の真相明かし株爆上がり「言えることをすべて言い尽くした」の声
米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)の騒動を巡り、NBAでも6季プレーした日本代表の渡辺雄太(30=千葉)が自らの〝株〟を爆上げさせた。渡辺は28日、都内で報道陣に対応。八村が日本協会の商業的姿勢や日本代表トム・ホーバス監督の手腕を批判したことを受けて、自身の見解を語った。 【写真】ヘソ出し衣装でNBAをお忍び観戦する広瀬すず 渡辺は、ホーバス監督と八村の不仲は事実だとした上で、昨年のW杯後に指揮官が「代表に参加したいなら、連絡をしてほしい」「八村がいなくてもパリ五輪で勝つ自信がある」などと発言をしたことが原因だと説明した。両者は日本協会経由でマネジメント会社を通さなければ連絡を取れず、直接対話の機会もほとんどない状況。わだかまりが解けないままとなっているという。 ただ、渡辺自身はホーバス監督を支持。「渡辺対八村みたいな構図は絶対にやめてもらいたい」とした上で「僕はトムが大好きです」ときっぱり。それだけに「今回の件でトムが辞めさせられたり、精神的にしんどくなって自分から辞めてしまうようなことが万一あったら、塁ではなく、こういう雰囲気をつくった状態、記事だったり世間を許せないと思う」と危機感を口にした。 具体性に欠けた、20日の日本協会・渡辺信治事務総長による取材対応とは対照的な15分にわたる渡辺の訴え。プロアスリートを抱えるマネジメント会社幹部は「渡辺選手の対応はよかった。しっかり自分の言葉で説明していた。外に向けて言えることをすべて言い尽くしたように感じる」と絶賛した。ネット上にも「渡辺の対応は素晴らしい。丁寧な説明には頭が下がる思い」などの声が上がった。 その一方で、同関係者は「なぜ一選手が、このような対応をしなければいけなかったのか。協会がすべきことでは」と指摘。同じ趣旨の意見はネット上にもみられる。渡辺は「最初は表に出るつもりはなかったが、事が大きくなって、これ以上トムに負担がかかるのが嫌だった」と説明したが、シーズン中の現役選手にそこまでやらせていいのだろうか。結果、協会サイドはさらに〝株〟を下げてしまった格好だ。
東スポWEB