日米選挙で揺れる株価 どう投資?【Bizスクエアで学ぶ投資のキホン#25】
■アメリカ大統領選の情勢。激戦7州では、トランプ氏が1ポイントほどリードしている中で11月5日に投開票となる。そんな中、株価はどうなるのか。どう投資していくべきか。 【写真を見る】日米選挙で揺れる株価 どう投資?【Bizスクエアで学ぶ投資のキホン#25】 ――きょうのテーマは「日米選挙で揺れる株価 どう投資していけばいいのか」。 ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏: こういう支持率を市場も織り込みに行ってアメリカの金利上昇が起きている。背景には治安の悪化、移民問題が影響しているのではないか。ロサンゼルス出身の人に会ったが「ものすごい治安が悪くなっている」という。 例えば、サンフランシスコあたりでも、車をほんの数十分止めておくだけで車上荒らしに遭う。みんな悪者というわけではないが、移民が犯罪を犯すケースが多いらしい。一部そういう人がいる。中南米で犯罪を犯したような人が不法移民として入国させて、その移民に、毎月何十万か配って、それなりの生活できてしまう。アメリカの低所得層や貧困層とかよりもよほどいい生活してると。日本でも一部そんなエリアが出てきたりしている。そういうことがもっと大規模に行われていて、アメリカ人にしてみれば「ふざけるな」ということが最近起きている。 だから、その人もアメリカに一時帰国したときにトランプに投票してきたと言っていた。カリフォルニア州なんて歴史的に民主党がすごい強い州。彼が言うには「場合によっては今回カリフォルニア州で共和党優勢」という話も絶対にないとは言えないと言っていてびっくりした。ニューヨークもかなり治安が悪くなっているらしい。そういうところがこういう数字にも表れているのだろう。 激戦州の話も最近になると7州全部トランプ氏優勢という調査もある。一番肝心なのがペンシルベニア。ペンシルべニアは2人の支持率も0.数ポイント差ぐらい。ある人が言っていたのが「ペンシルベニア州の有権者のうち、まだ5~6%は投票先を決めてない。支持率の差は数ポイントだから、結局56%の浮動票がどちらに流れるかで結果が決まる」と。最終的な大統領選挙にも大きく影響するという話だから決め打ちできない。フタを開けてみないとわからない。