2025年には「マイナンバーカード」と「運転免許証」が一体化!? 切り替えは“必須”なの? メリット・デメリットも解説
2024年12月から現行の保険証が新規発行終了となり、マイナ保険証に一本化されます。そして2025年3月24日からはマイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」もスタートします。マイナ免許証にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。 本記事ではマイナ免許証のメリット・デメリット、今後私たちが運転免許証について選べる選択肢などを解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
今後はマイナ免許証にしなければならない?
運転免許証は、マイナ免許証に切り替えなければならない義務はありません。2025年の一体化では、運転免許証とマイナンバーカードをひも付けられるようになるだけで、マイナ保険証のように一本化するわけではないからです。そのため、以下のような3つの選択肢が選べます。 ・マイナ免許証のみを使用して従来の運転免許証を破棄・返納する ・マイナ免許証と従来の運転免許証を併用する ・マイナンバーカードにひも付けることはせず、従来の運転免許証のみを使用する
マイナ免許証のメリット
従来の運転免許証からマイナ免許証にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットを3点紹介します。 ■住所・氏名変更手続きが簡単になる マイナンバーカードと運転免許証が別々の場合、住所や氏名を変更した際には市区町村役場でマイナンバーカードの変更手続きを行い、免許センターなどで運転免許証の変更手続きを行わなければなりませんでした。 しかし、マイナ免許証では市区町村役場で手続きを行うだけでよくなります。忙しい人にとっては助かるメリットです。 ■運転免許の手数料が安くなる マイナ免許証を持つと、運転免許更新手数料が安くなります。現在の更新手数料は2500円ですが、マイナ免許証導入後は、従来の免許証での手数料が350円の値上げにより2850円になります。一方で、マイナ免許証での手数料は400円の値下げにより2100円です。 ただし、マイナ免許証と従来の免許証を併用する場合は、更新手数料は2950円と従来の免許証のみを持つ場合よりも高くなります。 ■更新講習をオンラインで受講できる 免許更新の際には、更新講習を受けなければなりません。しかし、無事故・無違反の「優良運転者」と軽微な違反のみの「一般運転者」がマイナ免許証を持つと、オンラインで更新講習を受けられるようになります。 ただし、視力検査や実際の免許情報の更新作業は免許センターなどで行う必要があります。