2分40秒の心停止から帰還した男トム・ロッキャーは現役復帰を目指す
復帰を心待ちにしているファンは多いだろう
2023年12月、プレミアリーグ第17節ボーンマス対ルートンの一戦で、トム・ロッキャーはピッチに倒れ込んだ。試合中に心臓の動きが止まったのだ。その間、実に2分40秒。緊急搬送され無事、一命は取り留めたが、その一件で彼の23-24シーズンは一足早く終了することになった。 英『THE Sun』によると、ロッキャーはアムステルダムで専門医とのリハビリを経て、ルートンでのキャリアを再開することを望んでいるようだ。 マンチェスター・ユナイテッドでプレイするクリスティアン・エリクセンはデンマーク代表として出場したEURO2020でロッキャーと同じように試合中に心停止に見舞われ、ピッチに倒れ込んだ。 その後はICD、植込み型除細動器を装着することで現役復帰を目指し、2022年1月にブレントフォードと契約。サッカー界に復帰を果たした。現在はユナイテッドへ移籍し、32歳となった今でもプレイを続けている。 カーライル・ユナイテッドのチャーリー・ワイクも心停止の影響で一度はピッチを離れた選手だが、彼もICDを装着することで、復帰を果たした。 ロッキャーも同じくICDを装着し、エリクセン、ワイクに続いて復帰を目指している。ただ、復帰できない可能性があることは本人も分かっており、コーチングライセンスの取得や解説業など復帰できなかった場合のプランも用意しているという。 お詫びと訂正 記事中に誤りがございました。エリクセン選手が心停止に陥ったのはEURO2020での出来事です。ここにお詫びし訂正させていただきます。
構成/ザ・ワールド編集部