【パッと見でわかったらすごい!】その歴史は27年!小悪魔ルアーは代替わりしてどう変わったのか?【メガバス・NEWグリフォン】
2024年もメガバスは多くの新しいルアーを展開していく。そんな中にあってひときわ目を引くのが、グリフォンとバイブレーションXウルトラ/スマトラのリニューアルだろう。どちらもメガバスを代表する定番ルアーであり、モデルチェンジの必要性に首を傾げるファンも少なくないはずだ。しかしそこには、メガバスをメガバスたらしめる、並々ならぬ思いが秘められていた。 【画像】27年の歴史《NEWグリフォン》のスペックと価格
進化を遂げていったグリフォン
伊東「初代のグリフォンは1997年リリースですから、もう27年ですか。社内にはグリフォンよりも年下が何人もいますよ(笑)。コンパクト&インパクトの先駆け的クランクベイトですね」 そんなグリフォンにもやはり普遍的なエレメントがあった。 伊東「コンパクトサイズにハイピッチなウィグリングアクションや、ピンボールのように跳ね回るアクロバティックな障害物回避アクションなんかがまさにそれだったと思います。それらのエレメントを継承しつつ、使いやすいルアーとして作ったのが2代目でした」 グリフォンは2016年、そのビジュアルを大きく変えて、フルモデルチェンジを果たしている。 伊東「ボディフォルム的にはより体積が増して、浮力が高くなっています。そしてコンパクト&インパクトの要素を残しつつ、タフ化するフィールド事情などを考慮した形で少し泳ぎに安定感を与えているのが特徴です。クリアウォーターでも使いやすく、といった意見も取り入れた最大公約数的スペックともいえますね」 そして2代目の登場から8年の歳月が経過し、新たな問題に遭遇することとなる。 伊東「泳ぎが大人しくなって使いやすくなった2代目グリフォンでしたが、ボトムをきっちり取って泳ぎ切るという性能を求めるのであれば、IXIシャッドもあります。似た使い方のできるルアーをローテーションすることに意味はあります。ですが、より特化したスペックを持たせることで、釣りの引き出しを増やすことにもつながる。そんな折に、初代グリフォンを求める声が聞こえてきたこともあって、3代目グリフォンはいわば原点回帰です」