プロレスラー大和ヒロシ、コロナ禍の生き方 鍵は臨機応変
経験則通じない時代 求められる臨機応変な対応
これからは臨機応変に対応していかなければ、と自分に言い聞かせている。 「もちろんプロレス史上こんな状況は初めてですし、どんな業界でも経験則にないことが起きています。こういう時代には、臨機応変にどれだけ対応できるかが鍵だと思います。ネット配信の興行の興行権を買ってプロモーターとしてやるのもありではと、千葉密着・発信型プロレス団体『2AW』でそれを始めています。お客様を入れられないので、収益はスポンサーを集めて経費をまかなうようにしています」 プロレスラーとしてさまざまなファイトスタイルを経験してきた大和。リングからサバイバル精神も培ってきたのか。最後はプロレスラーとしての言葉できっちりキメてくれた。 「レスラーとしてはまだ取ったことのないベルトは全部取りに行きたい。ベルトに名前を刻めるのは大きなこと。やってきた証は結果を残さないと残らない。プロレスラーであることを、こんな時代だからこそちゃんと結果として残したい。そのためにはベルトを取るのが一番ですからね」 (写真と文:志和浩司)